ジャイルス主催WFの今年の目玉、JAPAN NIGHTレポ

Freshly Cut presents
Gilles Peterson’s Worldwide Festival Sète ’15 – JAPAN NIGHT –
2015.07.08（水）＠南フランスSète

先週、＜Worldwide Festival＞がいかに素晴らしかったかはレポートさせてもらったが、実は10回目というこの記念の年、これまでにない特別プログラムがあった。それは＜Japan Night＞。月曜日から日曜日までの開催期間中の水曜日の夜、複数の会場の中でも最も美しい、ステージの背後に地中海の水平線が広がるテアトル・デ・ラ・メールの深夜に、日本人アーティスト４組が出演した。フェスティバルの主催者ジャイルス・ピーターソンと親睦が深く、既に過去にも出演した経験があるベテランDJ松浦俊夫さん（HEX、元 United Future Organization）と沖野修也さん（Kyoto Jazz Massive）、そして海外での評価も高い新進気鋭プロデューサー、ダイスケ・タナベさんとヨシ・ホリカワさんだ。

photo by Yuko Asanuma

その日は8時からフランスの元ステレオラブのシンガー、レティシア・サディエールがまず登場し、その後ブラジルのエヂ・モッタ、さらにタイ国のザ・パラダイス・バンコク・モーラム・インターナショナル・バンドが立て続けにライブを披露し、終盤は観客がステージにまで流れ込んで踊り出すという盛り上がりを見せた。特に国際色の豊かさが際立った一夜だったと言える。