DALLJUB STEP CLUBやOUTATBEROのメンバーとして活躍する星優太のソロ・バンド・プロジェクト、WOZNIAK。
音楽にとどまらない広義でのミニマリズムを美学とする星優太は、常に現行のカッティングエッジなエレクトロニック・ミュージックやダンス・ミュージックと同期しながら、WOZNIAKではポストロック/ポストハードコアも通過したエクスペリメンタルなダンスロック追求してきた。
WOZNIAKが新曲“VICTIM”のサブスク配信&MV公開!
近年は世界中のアンダーグラウンドなクラブミュージック・シーンと親和性の高かった国内レーベル〈catune〉から、久々の国産ロックバンドとして2枚のアルバムをリリースしてきたWOZNIAKが新曲“VICTIM”のサブスクリプション配信開始&YouTubeにてMVを公開!
これまでWOZNIAKのサウンドに彩りを与えていたシンセや声は一切排除され、曲の終盤に向けて非人間的な狂気すら帯びていく凄まじい星のドラミングはタムもクラッシュシンバルも不使用の徹底したミニマルぶり。複雑性とミニマリズムがなぜか同居するポリリズムのリフとアンサンブルの妙は圧巻の一言だ。
ワンオートリックス・ポイント・ネヴァーらの影響を感じさせるMVに
そして“VICTIM”のイメージソースにワンオートリックス・ポイント・ネヴァー(Oneohtrix Point Never)やオウテカ(Autechre)があったことを直感的に悟らせるMVも必見の仕上がりになっている。
星のアイデアを出発点とするコンセプトとディレクションで、WOZNIAKの“Voice”はじめ多数のMV制作も手掛ける矢野弘道の偏執狂的な編集が原曲の過剰さと完全に呼応している。
さらに、音楽への照明デザインを軸にインスタレーション、ファッションショー、展示空間、ダンス、写真/映像などジャンルの異なる分野のアーティストの作品に携わっている佐藤円のライティングも重なり合い、サイバネティクス的な世界観が“VICTIM”特有の非人間的なカラーを補完する映像作品となっている。
WOZNIAK – VICTIM (Offcial Video)