浄土宗総本山、知恩院の庭園「友禅苑」を舞台に、知恩院初のサウンドアート・プロジェクト<yadorine/宿り音>が11月15日(金)〜12月1日(日)の間で開催中だ。

自然とサウンドが呼応する音響のファンタジー

世界最大規模のメディア芸術センター・ZKMのゲストアーティストとして世界で活躍する気鋭のサウンドアーティスト・及川潤耶がドイツより来日し、自然とサウンドが呼応する音響のファンタジーが庭園内で表現される。

及川潤耶は、録音した自身の声や物音の変容によるサウンドインスタレーションやインタラクティブ作品、立体音響コンサートなど「音の芸術」に特化した活動を各国で展開し、高い評価を得ている。昨年初演した森山未來ヨン・フィリップ・ファウストロムとの共作「SONAR」が記憶に新しいが、環境とデジタルテクノロジーの関係性を音で有機的に繋ぎ、新しい音響空間を創り出すことは及川の長年のテーマであり、これまでもフランス・イタリア・ドイツ・カナダなどで、庭園や森林、水辺などの屋外空間、遺跡やパブリックスペースでの展示を数多く行い、独自の表現方法を開拓してきた。

伝統的日本庭園の更なる魅力を発見する機会となると同時に、来場者の意識を刺激する回遊体験となるだろう。ぜひこの機会に伝統的日本庭園でのサウンドアートを味わってみて!

SONAR

EVENT INFORMATION

<yadorine/宿り音>

伝統的日本庭園×サウンドアート、浄土宗総本山知恩院で<yadorine/宿り音>開催中|ドイツから音響空間作家・及川潤耶が登場 76260602_1293534744184473_8977000832876675072_n-1440x2036

2019年11月15日(金)〜12月1日(日)
17:30〜21:30(最終入場21:00まで)
浄土宗総本山知恩院・友禅苑(〒605-8686 京都府京都市東山区林下町400)
招聘作家:及川潤耶(ドイツ在住)
拝観料:¥800
主催:ベッセル株式會社
協賛:株式会社ケイ・ワタベ一級建築士事務所
助成:京都府文化力チャレンジ補助事業
協力:株式会社マックス、カドカワ株式会社、Penguin Creation、SONIFIDEA LLC
機材協力:RME
音響・設営協力:能美亮士(Music of New Reference)
作品制作協力:ZKM | Hertz-Lab
デザイン:LampMark

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