ジャイルス・ピーターソン(Gilles Peterson)率いる〈Brownswood〉からデビューし、ニーナ・シモン(Nina Simone)やロバータ・フラック(Roberta Flack)等とも比較され、グレゴリー・ポーター(Gregory Porter)と共に<ニーナ・シモン・トリビュート・コンサート>に出演したことでも話題となった新世代のジャズボーカリスト、ザラ・マクファーレン(Zara McFarlane)の最新作『Songs Of An Unknown Tongue』が、7月17日(金)にリリースされることに。
ジャマイカの音楽性を取り入れた意欲作
本作では、ジョー・アーモン・ジョーンズ(Joe Armon-Jones)やサンファ(Sampha)の作品にも参加するKwake Bassのほか、ブラック・ミディ(black midi)とのコラボでも知られるウー・ルーといった、サウスロンドンの音楽シーンで活躍する2名がプロデューサーとして参加し、フューチャリスティックなサウンドが生み出されている。
また、ザラ・マクファーレンの祖先の祖国・ジャマイカの伝統音楽・クミナやナイヤビンギが脈打つ催眠術のようなリズムに加え、アフリカに根ざした儀式で演奏される音楽がエレクトロニックサウンドで再現されているほか、そこに彼女特有の透き通るようなボーカル、そして鮮やかなソングライティングが組み合わさり、ジャズと隣接した音楽の境界線を押し広げているその独自性にも注目だ。
現在、収録曲“Future Echoes”、“Black Treasure”の2曲が公開されているので、是非チェックしてみよう。
Zara McFarlane – Future Echoes
Zara McFarlane – Black Treasure
RELEASE INFORMATION
Songs Of An Unknown Tongue
2020.07.17(金)
Zara McFalane
Brownswood Recordings
国内仕様盤CD BRBW209
¥2,000(+tax)
解説書封入