是枝裕和監督、初韓国映画『ベイビー・ブローカー』からインタビュー＆メイキング特別映像が公開！ソン・ガンホ、ペ・ドゥナらコメント

「赤ちゃんポスト」をきっかけに出会った、赤ん坊の母親、ベイビー・ブローカーの男たち、そして彼ら追いかける刑事などキャラクターが絡み合いながら繰り広げる一風変わった旅路を描く、是枝裕和監督の最新作『ベイビー・ブローカー』が6月24日（金）より全国公開。本作のキャストと監督のインタビュー＆メイキングが収められた特別映像が解禁となった。

是枝裕和監督最新作『ベイビー・ブローカー』特別映像が公開

本作は、第75回カンヌ国際映画祭【コンペティション部門】への正式出品決定でも話題に。また、2020年アカデミー賞作品賞を受賞した『パラサイト半地下の家族』のソン・ガンホが主演を務めることでも注目を集めている。

公開された映像は、是枝監督が映画祭で顔を合わせていたソン・ガンホとカン・ドンウォン、そして『空気人形』で“また必ず一緒に”と誓っていたペ・ドゥナが、是枝監督から映画出演のオファーを受けたときのことを振り返る様子からはじまる。

「一人の赤ちゃんを中心にして、血縁ではつながっていない人々が旅を通して家族を形成するという話です」と是枝監督は語る。本作の脚本を読んだペ・ドゥナは「是枝監督らしいシナリオだと思いました」を笑顔で語り、イ・ジウン（IU）は「監督の想像がどう現実になるか、私がそこにいたらどんな姿に見えるかなと…」と目を輝かせ、カン・ドンウォンは「家族の物語をブローカーを通して語るのは新しい視点で面白かったです」、さらにソン・ガンホは「人間についての物語。人間が持っている尊い感情を表現した映画」と是枝監督が独自の眼差しで登場人物の感情を紡ぐストーリーに感銘を受けたようにコメントした。

メイキングも公開された本映像では、キャスト陣が真剣な眼差しでモニターを見つめる様子や、監督とコミュニケーションを取りながら撮影に挑む姿が映されている。さらなる新境地に挑んだ是枝監督の最新作にますます期待が高まる内容だ。是枝監督が一流の韓国キャスト＆スタッフとともに描く、赤ちゃんポストを巡る人々の一風変わった旅の物語、ぜひ劇場でご覧あれ。