3DプリンターからTPU素材の糸を出力空間で編みあげながらプリント新型工法で製作されたプロトタイプ「AMIMONO」が発表されました。

「AMIMONO」は、主に建築などで使用されている、コンピューターアルゴリズムを使用したデザイン手法「アルゴリズミックデザイン」を服のデザインに落とし込み、3Dプリンターが『TPUを糸にして出力空間でニット上状にあみあげならプリントする』という手法で作られています。

3Dプリンターでセーターが作れる!?「AMIMONO」プロトタイプ発表! tech160916_amimono_3

3Dプリンターでセーターが作れる!?「AMIMONO」プロトタイプ発表! tech160916_amimono_2

従来の3Dプリンター出力された衣類は、レーザー焼結された樹脂の部品によって構成されるため、着ることはできるものの衣類としての実用性からはかけ離れたものでした。

それに対し「AMIMONO」は、ゴムに近い素材特性と硬質プラスチックのような強靭さを合わせ持つ高分子化合物TPUを使用した「糸」を一般的な毛糸のセーターと同じように「編んで」作られています。

一般的な毛糸のセーターと同じように伸縮し、たたむことができるという点が、従来の3Dプリンター出力された衣類から飛躍的な進化をとなっています。

3Dプリンターでセーターが作れる!?「AMIMONO」プロトタイプ発表! tech160916_amimono_01

AMIMONO(アミモノ)

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