昨日26日(火)未明にカリフォルニア、スティーブ・ジョブズ・シアターで開催されたAppleスペシャルイベントで、「Apple TV+」「Apple Arcade」「Apple Card」「Apple News+」の4つの新サービスが発表された。

「Apple TV+」、「Apple Arcade」とは?

中でもひときわ目を引いたのは、独自のオンライン動画配信サービス「Apple TV+」とゲームのサブスクリプションサービス「Apple Arcade」だ。

「Apple TV+」は、日本以外で利用可能であった従来のアプリ「Apple TV」内の新たなコンテンツとして設けられたサービスで、NetflixやAmazon Prime Videoのようなサブスクリプション型の映像を見ることができるというものだ。中には、Appleオリジナルの映像コンテンツもあるようだ。

The Storytellers Behind Apple TV+

本イベント中に流された映像には、先日物議をかもす発言をしたばかりのスティーブン・スピルバーグ監督や『トランスフォーマー』シリーズを手がけたJ.J.エイブラムス監督、さらにソフィア・コッポラやM・ナイト・シャマランなどそうそうたる映画業界のメンツが登場。壇上にはアカデミー賞女優のリース・ウィザースプーンやジェニファー・アニストン、オプラ・ウィンフリーらも姿を現し、「Apple TV+」がどういったコンテンツになるのかを語った。

Apple TV+ Oprah

今回発表されたオリジナル作品は、スティーブン・スピルバーグが手がけるSFアンソロジーのリブート作品『アメージング・ストーリーズ』、ジェニファー・アニストン、リース・ウィザースプーンが、スティーブ・カレルが出演することが噂されていた『ザ・モーニング・ショー』、さらにキッズ向けに製作されるセサミ・ストリートのようなマペットが主役の『ヘルプスターズ』などさまざまだ。Netflix、Amazon Prime Video同様、オリジナルコンテンツだけでもてんこ盛りになるようだ。

今秋からサービスは開始される模様。ますます画面の前から離れられなくなりそうだ。

Introducing Apple Arcade — Coming Fall 2019

「Apple Arcade」は、先述の通りゲームのサブスクリプションサービスで、ひとつのプランに登録すればすべてのゲームをプレイできる、というサービスになっている。「Apple Arcade」内で楽しめる新作タイトルは100以上、煩わしい広告もなければ、アプリ内課金も一切なしと、まさにゲーム好きの夢を叶えるコンテンツだ。

ひとつのプランに加入すれば、家族であれば最大6人までそのプランを共有でき、またiOSとmacOSとtvOSに対応しているので、iPhone上で始めたゲームでも、iPad、Mac、Apple TVなど、他のデバイスでも続けることができる。こちらも提供開始は今年の秋、日本でもサービス開始される模様だ。

この他にも、Appleがゴールドマン・サックスとマスターカードと提携して作ったクレジットカード「Apple Card」や、月額10ドルで300以上の雑誌コンテンツと、ウェブや新聞のコンテンツが1つのアプリで読み放題となる「Apple News+」も新たに紹介されている。それぞれ日本でのサービス開始は未定となっている。

Introducing Apple Card — Coming Summer 2019

Introducing Apple News+

今回はハードウェアの紹介がほとんどなかったが、充実のサービスが今後展開されるようだ。もしかすると、iMacやiPhone、iPadがあればもはや生活に支障がないようになるかも? サービス開始を胸を躍らせながら待とう!

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