先月スペシャルイベント<It’s show time>で発表され、話題となったAppleの新サービス、「Apple TV+」。このサービスでは、NetflixやAmazon Prime Videoのような従来の映像ストリーミングプラットフォーム同様、これまでに公開されたことのある映画やドラマなどの映像を含んでいるだけでなく、アカデミー賞俳優を起用したオリジナルの番組コンテンツが収録されることが発表されている。

大手映画配給会社「ライオンズゲート」の元代表補佐を雇用?

Appleはこのサービスに相当本腰を入れている様子。The Hollywood Reporterによると、アカデミー作品賞受賞映画『クラッシュ』やサスペンスホラーの金字塔『SAW』シリーズなどを手がけているアメリカの大手映画配給会社「ライオンズゲート」で、デジタルマーケティング・リサーチ部門でバイスプレジデントを担っていたダニエル・デパルマ氏を、Appleの映画とTV事業のマーケティング担当する上級役員として雇用したことが明らかになった。

「ライオンズゲート」は先述の通り、『SAW』シリーズなどのホラーや『キック・アス』などのコメディ・アクションジャンルに長けた映画配給会社として知られている。彼女が起用されたことによって、オリジナルコンテンツの上記のようなジャンル映画が充実した内容になることは間違いないだろう。

現在、ジェニファー・アニストン、リース・ウィザースプーン、スティーブ・カレルらが共演する『The Morning Show』や『アクアマン』で主演を演じたジェイソン・モモアらが出演する『See』などの番組がApple TV+で製作されることが決定している。このラインナップをみるだけでも、見所十分といった印象だが、まだまだコンテンツは追加される模様。今後の情報に期待したい。

Apple TV+ Preview — Coming Fall 2019

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