Apple製品の「Apple Watch」がまた人の命を救った、というニュースが舞い込んできた。
Apple Watch
命を救われたのはシアトル・ボセルに住んでいる男性地元メディアのKIRO 7によれば、 地元の病院Pacific Medical Centersの心臓専門医のフィル・マッセー医師の元に、Apple Watchに搭載の手首から直接心電図を取ることができるECGアプリケーションの警告を受けて受診しに来た患者がいたとのこと。
その患者は、過去に不整脈の一種である心房細動と診断されていたが、心房細動は常に起こるわけではないため、あまり注意を払っていなかったそう。患者は抗凝血剤を長らく飲んでおらず、Apple Watchが知らせてくれるまで心房細動が戻ったことにまったく気づかなかったのだとか。
この病院の看護師は診断に立ち会うまで「病院で心電図を毎日いつも読んでいるため、(ECGアプリケーションが)役に立つかかなり懐疑的だった」と考えていたそうだが、今ではすっかり信頼しているという。
マッセー医師は「病院に来なくても、他の心拍に関する問題が検知できるようになると望みを抱いている」と、今後の技術の発展に大いに期待しているようだ。
どうやらApple Watchが命を救ったのは今回が初めてではないらしい。9to5Macによると、この患者と同様に心房細動を起こした男性がApple WatchのこのECGアプリケーションで自身の病気に気づいたそうだ。病院に直行した男性は診断してもらった医師に「多分このApple Watchがあなたを救ってくれた。私は昨晩、このApple Watchについて読んでいて、今週中にきっと患者が増えるだろうと思っていたところだった。まさか今朝一番だとは思いも寄らなかった」と伝えられたのだとか。
医師から信頼されるほどの性能を持っているApple Watch。今後はどんなワクワクする機能が追加されるんだろう?