米現地時間先月27日(水)、Apple製品のスマートウォッチ「Apple Watch」向けのwatchOS 5.2が正式リリースされ、香港やヨーロッパで心電図機能(ECG機能)が解禁となった。そのアップデート翌日、なんとヨーロッパでまた命が救われたそう。
Apple Watchは救世主!?
Apple Watch 第4世代以降に導入されたECG機能は、利用者が抱える心房細動などの心臓に関わる病気を的確に見破ることができると言われている。The Sunによると、今回ヨーロッパでこの機能が導入され、早速ドイツに住む男性がApple Watchを使って機能を試してみたところ、すぐに心房細動であるという警告がApple Watchから発せられたそう。
男性は自身で病気だと思い込んだ心気症だと思っていたそうだが、機能を何度試しても同じ警告が発せられるため、病院に行ってみたところ、心房細動であると診断されたのだとか。
担当医は、男性からApple Watchの警告が気になり病院に来たことを告げられると、きっと誤作動だから心配ない、と諭したそう。実際に病院の心電図で検査し心房細動だったことが発覚すると、担当医は頭を抱えていたという。
ある実験でこの機能を600回以上テストした結果、Apple Watchは98.3%の確率で心房細動を見抜き、正常な脈拍を示す洞調律を99.6%の確率で診断することができたとされている。
ヨーロッパや香港よりも先にApple WatchのECG機能が導入されていたアメリカでも、この機能がきっかけで心房細動を発見したという利用者が後を絶たない。日本でECG機能が導入されるのは一体いつになるだろうか? 続報を待ちたい。
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