アメリカやヨーロッパで導入され、話題を呼んでいたAppleのスマートウォッチ「Apple Watch」の機能「ECGアプリケーション」。日本での導入を期待する声も多くあがっていた中、この度ついに日本でも本機能が解禁されることが明らかになった。
Apple Watch、心電図アプリケーションがまもなく解禁!
Apple公式の情報によると、iOS 14.4とwatchOS 7.3のリリースの際に、Apple Watch Series 4、5、6で「心電図アプリケーション」が使用できるようになるという。この機能を利用すれば、ユーザーは手首の上で心電図を記録することが可能になり、さらに心拍リズムを計測することによって自身の心臓の健康状態まで把握することができるようになる。Apple Watch Series 3以降では、バックグラウンドで心拍リズムを時折チェックし、心房細動の兆候がある不規則な心拍リズムを特定した場合に通知してくれる機能も。欧米各国では、この機能により実際に病院で診察した際に、心房細動が発見されたという症例がいくつも紹介されている。そのおかげで命を救われたという方も多くない。
東京都医師会の尾﨑治夫会長は今回の発表に際し、「ようやく日本でも心電図アプリケーションおよび不規則な心拍の通知機能が使えるようになることを大変嬉しく思っております。今後日本で、Apple Watchのこれらの機能が心房細動を早期に発見し、医師との対話、そして治療に結び付けられるような役割を果たしていくことを期待しています」とコメントを残している。Apple Watchの心電図アプリケーションがいかに医師からの信頼を得ているかが伺える。
ついに導入されるApple Watchの心電図アプリケーション。これでApple Watch購入を検討する方も増えるかも? iOS 14.4ならびにwatchOS 7.3のリリースが待ち遠しい!
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