世界で大成功を収め日本でも去年開催された、デヴィッド・ボウイの世界観やキャリアを総括した大回顧展<DAVID BOWIE is>が、ARおよびVRのフォーマットで、スマートフォンから体験できるアプリ「DAVID BOWIE is」。アカデミー賞、ゴールデングローブ賞、英国アカデミー賞受賞俳優、ゲイリー・オールドマンがナレーション担当をすることが決定した。
英ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)にて2013年に開催され、トータルで世界12都市を巡回、同博物館史上最大の200万人以上の観客動員数を記録した展覧会<DAVID BOWIE is>(日本では、2017年1月8日〜4月9日東京にて開催)がデジタル化されることによって永遠不滅の作品として甦る。V&Aのヴィクトリア・ブロークスとジェフリー・マーシュによってキュレーションされたこの展覧会は、今までに類を見ない体感型の画期的なエキシビションであり、その後の展示スタイルの新たな基準を打ち立てた。豊富なビジュアル要素と、先見の明を持ったボウイの生き方、そして音楽性を表したこの展覧会は、まさにバーチャル・リアリティの世界に相応しいものだった。
共にサウス・ロンドンで生まれ育ち、多くの共通点を持つオールドマンとボウイは、80年代後半に初めて出会った。ゲイリーはあるとき、「デヴィッド・ボウイというより、ブリクストンのデイヴ、ニュー・クロスのゲイリーとしてお互い会っている」と語っている。彼らの友情関係は、ジュリアン・シュナーベル監督の映画『バスキア』での共演や、物議を醸したボウイのミュージックビデオ”ザ・ネクスト・デイ”の神父役で見事な演技を見せたオールドマンの出演へとつながったのである。
― ゲイリー・オールドマン
DAVID BOWIE is
2019年1月8日(ボウイ72回目の誕生日であった日)に発売となる「David Bowie is」のスマホAR(拡張現実)アプリ(iOS・アンドロイド対応)により、数多くのボウイファンは2018年7月15日にその巡回を終了しもう訪れることができない展覧会〜数百点に及ぶ衣装、映像、手書きの歌詞、絵画など〜に再びアクセスすることができることとなる。加えて、このバーチャル・リアリティ化された 「David Bowie is」スマホARアプリでは、ユーザーが各展示品を思う存分、じっくりと時間をかけて思い通りに鑑賞することが可能。
「David Bowie is」スマホARアプリは、デヴィッド・ボウイ・アーカイブと2017年に<DAVID BOWIE is>の日本展を主催した株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメントの共同企画による初めてのリリース。ニューヨークの制作会社PLANETAが、AR/VR版のデザイン制作と開発を担当し、オリジナルの<DAVID BOWIE is>展覧会体験をAR/VRで再現することに成功した。
このタイプの展覧会のAR化は世界初となる。デヴィッド・ボウイがその生涯で創造した作品を、音楽とヴィジュアルがあふれる空間で探索しながら体感するというこの画期的な展覧会を完璧に追体験することが可能となった。また、3D化されたことにより、衣装や貴重な展示品を360度全方位からより細部に渡って鑑賞することが可能になり、リアルの展覧会ではガラスの向こう側にあった衣装のその裏側をも観ることができるようになる。ボウイの音楽とボウイ自身のナレーションも、ヘッドフォンを装着することで、より身近に臨場感をもって体験することができるのだ。
そしてこの度、日本版の価格も決定。1月末までは特別先行価格960円、2月1日以降は1,200円での販売となる。また、「David Bowie is」スマホARアプリには、巡回展では展示されなかった初お目見えとなる作品が、アプリ版独占コンテンツとして追加されることが決定している。巡回展同様、「David Bowie is」のAR/VR版は7か国語に対応。スマホARアプリは、今回のヴァーチャル化プロジェクトの第一弾としてリリースされ、今後、VR(仮想現実)フォーマットでもリリース予定。
・大回顧展<DAVID BOWIE is>がAR・VRで体験可能に|デヴィッド・ボウイの衣装を「試着」できる?
RELEASE INFORMATION
「DAVID BOWIE is」
2019年1月8日
「DAVID BOWIE is>」デジタル・インタラクティヴ版ARアプリ
特別先行価格960円、2月1日以降は1,200円
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