76歳の巨匠画家、デビッド・ホックニーのデジタル・ペインティングが、昨年ロンドンのロイヤルアカデミーで開催された展覧会を機に大きな話題となりました。

注目すべきは、それらが決して絵画「そっくり」のデジタル・ペインティングではなかったこと。フラットさを残した筆の質感など、デジタルらしさをあちらこちらに残していました。デジタルっぽさと生き生きした表現が同居していることに世界中が驚き「ホックニー氏はどんなツールでどのように描いたのか?」と様々なメディアがインタビューを試みました。

ホックニー氏が主に使ったのはiPad専用のBrushesというアプリのようですが、ここでは市場に百花繚乱状態のandroidタブレットPC用おすすめペイント・アプリを紹介します!

androidタブレットPC用おすすめペイント・アプリ

LayerPaint(¥315)

ホックニー氏がPC上で描いている様子を捉えた動画を観る限りでは、おそらくレイヤー機能は使わず、アクリル絵の具のように、どんどんと塗り重ねているようです。使っているのは極めてベーシックな以下のツールでした。

1. Brush:ブラシツール
ブラシの太さや、テクスチャを選択します。ブラシを太くすれば背景の塗りつぶしができます。

2. Line:ラインツール
その名のとおり、線を描くツール。これも太さを選べます。
とにかく筆と絵の具を使っている感覚で塗り、描き重ねていくだけです。ただ、このアプリの特徴でもあるレイヤー機能は慣れてきたら使ってみると便利かも。画面をレイヤー分けすれば作業/修正が簡単になります。

3. Layer:レイヤーツール
画面に「レイヤー(層)」を作るツール。画像のパーツをそれぞれのレイヤーに分けることで、パーツへ細かい加工を加えることができます。

ホックニー氏もタッチペンを使ったり、デスクトップPCでより細密な表現を試みたりとコンピューター・ドローイングを進化させているようです。さすがコンピュータおじいちゃん。私たちもまだまだ負けてはいられない気になりますが、デジタルらしさを残した初期の作品も魅力いっぱいなので、まずはベーシックなツールでデジタル・ペインティングにトライしてみてはいかがでしょうか。

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【アプリ】“コンピューターおじいちゃん”巨匠画家に習うデジタル・ペインティング【デビッド・ホックニー】 news130529_app_layerpaint LayerPain
¥315
nattou.org
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