2月5日(火)FacebookはAndroidとiOS向けに、Messengerで送信したメッセージを新しく削除できるオプションを追加したことを発表した。

メッセンジャーで送ったメッセージを長押しすると、「削除」という項目が出るようになり、誤って送信してしまったメッセージを消せるように。使い方は簡単。削除したいメッセージをタップすると、「すべての人のスレッドから削除」という項目が現れる。その項目を送信後10分以内にタップすれば削除できる。
Facebook広報によると、消したメッセージはしばらくの間、虐待などの証拠として提示できるよう「限られた期間」だけFacebookのサーバーに残っているとのこと。限られた期間を過ぎると、削除したメッセージは「永遠にサーバーからも消される」そうだ。

昨年4月、Facebook(フェイスブック)のCEOであるマーク・ザッカーバーグが、自分の管理職権限を使用してメッセンジャー・アプリで送信した自分のメッセージを削除していたことが明らかに。2010年まで遡り、Facebook以外の従業員に送信されたメッセージを含む、自身のメッセージの一部を未送信の状態にしていたのだとか。
この騒動をきっかけに、Facebookは今回の削除機能実装に踏み切ったということだ。

こうしたアプリを使ってメッセージを送り合うというのはとても便利な一方で、管理する側がそのやりとりを覗き見することもできるかもしれない、という懸念も当然ある。友達や家族とのプライベートなやりとりはもちろん、仕事の取引先との社外秘の内容ももしかすると筒抜けになっているかも。あまり知られたくないようなことは、やっぱり直接会って話すのがベストかもしれない。