初めて訪れる目的地へ向かう場合に必携のアイテムとなりつつあるGoogleの地図検索サービス「Google Map」。行きたい場所への最短ルートを指し示してくれるだけでなく、事故などのトラブルが起きた際には回避ルートまで教えてくれる優れものだ。しかし、そんなアプリに従いすぎたがために、さらなるトラブルに巻き込まれてしまうという事件が発生したようだ。

舗装されていない私道に突っ込み、泥にハマる

報道によると、先日アメリカ・コロラド州にあるデンバー国際空港に向かうまでの道路が事故で大渋滞してしまった際に、この事件は起きたそう。同じ道路をそのまま進むより23分もショートカットできる迂回路をGoogle Mapが示したようで、Google Mapに従って100名を越えるドライバーがその迂回路に向かったそう。

しかし、その迂回路はまったく舗装されていない私道だったのだとか。さらに前日の雨のせいで進んでいくうちに、道はどんどん泥沼に。その結果、多くの車のタイヤが泥にハマってしまい、動けなくなってしまったという。まさに本末転倒となってしまったようだ。

Googleはこの件について「運転ルートを決定する際に、道路の大きさや目的地へまっすぐ向かうことなどさまざまな要素を(Google Mapの)アカウントに入れ込んでいます。最も良い方向を提供できるよういつも努力していますが、天気のような予期できない事情が原因で問題が発生する場合もあります。すべてのドライバーの方には運転している間、その土地の法律に従って、注意深く、そしてより良い判断をしていただけるよう奨励しています」と声明を発表している。

便利になるにつれて、どうしてもテクノロジーに頼りがちになってしまうが、今回のような事故を防ぐにはいつでも自身で注意しながら生活する必要がありそうだ。

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