国際環境NGOグリーンピース(Greenpeace)が『Guide to Greener Electronics 2017』を発表、Apple、Google、Amazon、Sonyなどの17の世界的なエレクトロニクス企業の環境保全への取り組みを分析して評価している。
エネルギー、資源消費、化学物質の全3項目で評価
再生可能エネルギーの利用や温室効果ガスの削減を評価する項目「エネルギー(Energy)」、持続性のあるデザインやリサイクル素材の利用を評価する「資源消費(Resource Consumption)」、製品や製造の過程における有害な化学物質の排除を評価する「化学物質(Chemicals)」の3項目で17の企業を評価している。
Fairphoneが最高、Xiaomiが最低評価
評価が最も高かったのが「エシカルなスマートフォン」をコンセプトにスマートフォンの製造を行っているオランダのFairphone(フェアフォン)で総合「B」評価、最低評価を受けたのはスマートフォンメーカーとして2010年に創業された中国のXiaomi(シャオミ)で総合「F」評価を受けている。
Fairphone and the circular economy
Appleの再生可能エネルギーへの取り組みが評価
Appleが総合「B−」でカリフォルニア州クパチーノの新社屋での再生可能エネルギーを利用やパートナー企業への再生可能エネルギーの利用促進などから「エネルギー」の項目で高い評価を得ている。その他、Sony、Googleが「D+」、SAMSUNGが「D−」、Amazonは「F」という評価となった。
Guide to Greener Electronics 2017(英語)