世界中から注目されている日本のロボット技術。そんな最先端のロボット技術を駆使し、フロントなどホテル業務に人間の代わりにロボットを導入した「変なホテル」を知っていますか?
2015年に開業し、「初めてロボットがスタッフとして働いたホテル」としてギネス世界記録に登録された「変なホテル」は昨年から店舗数を伸ばし、国内だけでなく海外での開業計画も次々と進められているほど勢いを増しているんです。
さらに、今年2月にはロボットがコーヒーを提供する「変なカフェ」も渋谷にオープン!
近未来を身近に体験することのできる、最近噂の”変な”シリーズ。ちょっと気になるけど、なんだか少し不気味で、踏み込むには勇気が必要……。
今回は、そんな”変な”シリーズの全貌を暴き、その魅力に迫ります! あなたもきっと、一度足を運んでみたくなりますよ。
”変な”シリーズって、一体何?
”変な”シリーズ第1弾として生まれたのは、2015年7月17日長崎県佐世保市ハウステンボスに1号店がオープンした、「変なホテル」。
一度聞けば忘れられないほどインパクトのある名前ですが、”変”には「変化しつづける」という意思が込められており、常識を超えた先にある感動と快適性を目指しているんだとか。
それもそのはず、「変なホテル」は1号店のオープン以降、舞浜、銀座、西葛西などで展開驚異的な勢いで店舗数を伸ばすとともに様々な「変化」を遂げているんです!
さらにその変化はホテル内だけに留まらず、長崎ハウステンボスでは「変なレストラン」「変なバー」、渋谷では「変なカフェ」など、次々とシリーズが展開されています。
それでは一つ一つ見ていきましょう!
エントランスや部屋の中にも! ロボットだらけのホテル
現在、全国5店舗を展開する「変なホテル」ですが、今回紹介するのは舞浜の東京ディズニーリゾート®近くにオープンされた「変なホテル舞浜 東京ベイ」。
まず、エントランスでは恐竜のスタッフが流暢な日本語でスムーズに案内してくれます。英語、中国語、韓国語にも対応できるそう! 冷静に考えて、衝撃的な絵面ですね。
また、ゴミを回収するゴミ箱ロボットや、お魚ロボットが泳ぐ水槽、さらにお部屋では、おもてなしをしてくれるコンシェルジュロボットまで!
可愛いロボットたちが様々なサービスをしてくれる「変なホテル」。彼らのおもてなしに癒されること間違いなしです!
元祖・ハウステンボスでは「変なレストラン」「変なバー」もオープン
[ハウステンボス公式]変なレストランROBOT
長崎・ハウステンボスにある日本でも数少ないロボットが調理するレストラン「変なレストラン」。
料理長のアンドリューはお好み焼きを作り、スタッフのやすかわ君はソフトクリームを作り、やすかわ君の弟のダニールはカクテルなどのお酒を作ってくれるとか。
他にもホール巡回ロボットサウザー、各テーブルには小型のかわいらしいおしゃべりロボットタピアなど、沢山のロボットがレストランでおもてなししてくれます。
また、「変なホテル ハウステンボス」内では、「変なバー」が昨年オープン!
カウンター4席とテーブル6席に設置した専用タブレットで注文・決済ができ、カクテルマシンやビールサーバーを使って無人で提供されます。
タブレット内の自動応答ロボット「アヤドロイド」は注文を受け付けるだけでなく、ハウステンボスのアトラクションやお土産、レストランなどのおすすめを紹介してくれるようです!
渋谷に登場!本格コーヒーが楽しめる「変なカフェ」
最後にご紹介するのは、今年2月にオープンされたばかりの世界初の本格ドリップコーヒーロボット店の「変なカフェ」。
渋谷モディの地下1階H.I.S.渋谷本店内に新規オープンされた「変なカフェ」は、店内の券売機でチケットを買って読み取り機にかざすと、ロボットが動きだす仕組みです。
ロボットが七つの関節を駆使してコーヒー豆をセットし、お湯を注ぐ機械のボタンを押し「そこらの人間よりうまくいれますよ」などと語りながら3、4分でコーヒーをいれてくれます。
定期的な調整以外は人が必要ないということもあり、人件費を削った分、本格的なコーヒーを1杯320円で提供できるようになったとか。
豆にもこだわり、本物のバリスタにも負けない味を、安く、しかもロボットが提供してくれるなんて、夢のような空間ですね。
いかがでしたか? 今年は真新しいホテルやカフェに訪れてみたい! という方や、アミューズメント感覚で楽しんでみたい方にもぴったりな”変な”シリーズ。
これからも全国各地にますます増えていきそうな”変な”シリーズから目が離せません!
みなさんもぜひ、身近な近未来を体感しに足を運んでみてはいかがですか?