【調査】Instagramハッシュタグの活用実態

ランキング結果をふまえ、16〜40歳のInstagram女性ユーザー500名を対象として、実際にこれらのキーワードをどの程度使っていたかをはじめ、ハッシュタグの活用実態を調査しました。まず、2015年トレンドハッシュタグランキングの上位にランクインしたハッシュタグについて、「2015年に流行ったと思うハッシュタグ」、「2015年に(自分が)よく使ったハッシュタグ」、「定番だと思うハッシュタグ」の3軸で調査をしました。

インスタグラム、2015年のトレンドはハッシュタグで一目瞭然!#instagram tech151217instatrend21

【調査】Instagramの基本利用実態

投稿1回あたりにかける時間

インスタグラム、2015年のトレンドはハッシュタグで一目瞭然!#instagram tech151217instatrend3
投稿1回あたりにかける時間を「投稿用写真」と「文章(テキスト)」の2つに分けると、「投稿用写真」1枚を完成させるのにかかる時間は平均14.1分、「文章(テキスト)」は平均9.5分、合計すると、投稿1回につき平均23.6分かかっているという結果に。例えば、1日3回程度投稿しているとすると、毎日1時間強の時間をInstagramの投稿を完成させるために費やしていることになります。

具体的には、「料理は一眼レフで撮って、フラッシュエアーでiPhoneに転送して投稿している」(36歳・女性)や、「何気ない写真でも、おしゃれに見えるようにいろんなアプリを使って加工してから投稿している」(30歳・女性)など、写真撮影や画像加工に時間をかけているユーザーもいれば、「面白いハッシュタグを使いたいから、それに合うような文章を考えて投稿する」(25歳・女性)や、「くどくならないように、なるべく短い文章にまとめてそのときの気持ちが伝わる内容にする」(29歳・女性)など、投稿する文章(テキスト)に時間をかけているユーザーもいました。

利用するアプリ・ツールの個数

インスタグラム、2015年のトレンドはハッシュタグで一目瞭然!#instagram tech151217instatrend11
こうしたInstagramユーザーの女性たちがこだわる写真加工。Instagramにデフォルトで実装されているフィルター加工以外にも、別のアプリ・ツールを使用している様子が多く見られます。今回の調査でも、全体の約9割の女性がInstagram以外の写真加工アプリ・ツールを使用して、投稿写真を作り上げていることがわかり、具体的な個数としては、「1〜2個くらい」(62%)が最多で、「3〜4個くらい」(21%)が続いています。

Instagram以外のアプリ・ツールでおこなっている加工として、特に目立ったのが「別アプリで写真に余白をつけておしゃれにする」(20歳・女性)というもの。余白をつけることで、自分のマイページから投稿一覧を見たときにすっきりとした印象になることが、投稿単体だけではなくマイページの見た目にもこだわるInstagramユーザーに好まれているようです。

また、複数の写真をコラージュして投稿しているユーザーも多く、中には「連投(=連続投稿)をしてフォロワーのタイムラインを埋めてしまうのが申し訳なく感じるので、複数の写真を1枚にコラージュして投稿している」(21歳・女性)という、「おしゃれ」のための加工ではなく、「配慮」として加工している人がいるという実態もわかりました

いかがでしたか? 今や、単なるSNSではなくなってきているInstagram。料理をする時のレシピや服のコーディネートなど、何かの参考にするための検索でハッシュタグを活用する。自分と似た趣味・境遇の人たちと交流するためにハッシュタグを活用する。「おしゃれ」だけでなく、総合的な自己演出としてハッシュタグを活用する。Instagramのハッシュタグのトレンドを押さえておけば、2016年のあなたのライフスタイルの感度も変わってくるのではないでしょうか?? 

インスタグラム 日本語版公式アカウント(日本語)

edit by Qetic・Ayako Nakanome