先週、インスタグラム(Instagram)の著名人アカウントを含む数百万を超えるアカウントがハッキングされ、メールアドレスや電話番号がDoxagramという闇データベースで1検索10ドル(約1,100円)という価格で取引されていた。(※現在は閉鎖)
有名人も多数被害に
エマ・ワトソン、ザック・エフロン、レオナルド・ディカプリオ、ハリー・スタイルズらの俳優。
音楽界からは、エリー・ゴールディング、ビヨンセ、レディー・ガガ、テイラー・スウィフト、ケイティ・ペリー、アデル、スヌープドッグ、ブリトニー・スピアーズ。
さらに、フロイド・メイウェザー、デビッド・ベッカム、クリスティアーノ・ロナウド、ジダン、ネイマールらスポーツ界のスーパースターらのアカウントも影響を受けたようだ。
インスタグラムのCTOが情報漏洩を認める
インスタグラムのCTO(最高技術責任者)マイク・クリーガーはブログで、インスタグラムのバグにより非公開のメールアドレスや電話番号にアクセスできる状態にあったこと認めている。パスワードなどその他の情報は無事のようだ。
マイク・クリーガーはアカウントの安全に注意するとともに、不審な番号からの電話やメールなどがあればインスタグラムに報告してほしいと勧めている。
過去にもあった大規模情報流出
過去に遡ると、ソーシャルメディアMySpace(2008年)の3億6千万人分のアカウント情報漏えい、オンラインストレージサービスDropbox(2012年)の6千800万人分のアカウント情報漏えいなど大規模な情報漏洩が発生している。
しかし、個人で可能な対策は、推測されやすいパスワードを避ける、パスワードの使い回しをしないなど限られたものになりそうだ。また、通常の検索にひっかからない「ダークウェブ」の存在は今後一層問題となりそうだ。