アメリカ最大級のソーシャルニュースサイト、掲示板『Reddit』のユーザーがAppleがバッテリーの劣化した古いiPhoneのCPU性能を低下させていると指摘。

実際に、3年間使用したiPhone 6のバッテリーを交換を交換したところ、CPUの性能が向上したとの報告もある。

Appleからの回答

この指摘に対してAppleが『The Verge』に回答。

AppleによるとAppleは最高の体験をユーザーに提供することを目指していることため、リチウムイオン電池が寒い場所で、バッテリー残量が低下したとき、経年劣化により十分な性能を発揮できなくなった際にデバイスが予期せずシャットダウンするのを防ぐための機能をiPhone 6、iPhone 6s、iPhone SEに導入していることを明かしている。

予期しないシャットダウンにより電子部品にダメージが及ばないようにするための機能で、バッテリー残量が少なくなったときに残量を知らせる警告を表示させていることと同じ目的で導入された機能だと推測できる。

現在ではiOS 11.2にアップデートされたiPhone 7にも同様の機能を導入しており、今後他の製品にも対応する予定だとしている。

リチウムイオン電池の性質上しょうがない?

リチウムイオン電池が長期間の使用で劣化、寒い場所で本来の性能が発揮できなくなることは避けられないことで、予期せぬシャットダウンによる故障を防ぐためには止むを得ない対応なのかもしれない。

バッテリーが弱ったiPhoneはバッテリーを交換すると性能が向上する可能性がありそうだ。

iPhoneのバッテリーと電源 – Apple

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