AppleがiPhone Xのポートレートライティング機能を紹介した広告動画で「スタジオ品質の写真が撮れる」というフレーズを使うことは問題ないとの判断が下されました。
問題となっていたのは、iPhone Xの広告で使用されている「スタジオの機材がなくてもスタジオ品質のポートレート写真が撮れる(Studio-quality portraits. Without the studio.)」というフレーズ。
イギリスの消費者から誤解を招く表現だとする訴えを受けAdvertising Standards Authority(広告基準協議会 以下、ASA)が広告の内容が問題ないか調査していました。
iPhone X — Portrait Lighting — Apple
消費者は「スタジオ品質のポートレート写真」というフレーズの意味をライティングエフェクトでスタジオで撮影されたポートレイト写真を真似ることができるという意味で捉えるだろうとし広告に問題はないとの判断を下しました。
調査ではiPhone Xにはスタジオで使用されるような単焦点レンズが搭載されており、広告で撮影された写真も実際にiPhoneで撮影されたものだということが確認されたようです。
照明などを用いずにiPhone X単体で撮影した場合、必ずしも高品質な写真を撮影できるわけではないが、広告で使用されたような写真をiPhone Xで撮影することは可能であることから広告に問題はないと結論づけたと説明しています。
ポートレートライティングとは?
ポートレートライティングはiPhone 8 Plus、iPhone Xで利用できる機能でポートレートモードで撮影した写真に照明エフェクトを写真に適用できるというもの。
ポートレートライティングを追加する
iPhone 8 Plus と iPhone X では、ポートレートライティング機能を使って、スタジオで撮影したかのような印象的な 4 つの照明エフェクトをポートレートモードの写真に適用できます。顔の造作を明るく照らす「スタジオ照明」、明るさの強弱を付けて印象的な陰影を作る「輪郭強調照明」、被写体だけにスポットライトを当てる「ステージ照明」、ステージ照明と同様で、なおかつ古典的なモノクロ表示の「ステージ照明 (モノ)」の中から選択できます。
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