Appleが2018年に発売したiPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XRの生産を「想定を下回る需要」を理由をはじめとする様々な要因で減産したと『The Wall Street Journal』が報じています。
iPhone XRの需要が予想下回ったと報道
報道によると、iPhone XRの減産が特に顕著で約7,000万台の生産が計画されていたiPhone XRの生産台数を、10月末に最大で約3分の1削減。
iPhone XRの需要がAppleの予想を下回るものであることは今月はじめに『Nikkei Asian Review』が報道。
AppleがiPhone XRへの需要が予想を下回ったとしてFoxconn、Pegatronへの増産依頼を保留していると報じられていました。
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著名アナリストが新iPhoneの売れ行きを下方修正
さらに、Apple製品に関する予想に定評のあるアナリスト、ミン・チー・クオがiPhone XRの売れ行き予想を下方修正。
発売前に2019年9月までには1億台のiPhone XRが出荷されると予想していましたが、今回予測を7000万台に修正しています。
Huawei Mate 20などの競合製品の存在、消費者が求めているデュアルカメラが搭載されていないことが要因と説明。
一方で、iPhone XSシリーズやiPhone 8、iPhone 7などの旧モデルの売れ行きが好調なことを理由に第4四半期の出荷台数予測は引き下げていませんでした。
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iPhone 8などが引き続き好調に売れている?
『MacRumors』は昨年iPhone Xに関しても同じような報道があったが、結果的に全世界で好調な売れ行きを記録したことを指摘しています。
スマートフォン市場の競争の激化、複雑なサプライチェーンなどの要因でiPhoneの売れ行きを事前に予想することが難しくなっているのかもしれません。
さらに、AppleはiPhoneの販売台数を2019年の会計年度から公表しないことを発表していることから、今後iPhoneの販売台数を予想することは一層難しくなりそうです。