今秋にも発表されることが予測されているAppleのフラッグシップiPhone「iPhone 12」シリーズについて、Apple関連のリーク情報を取り扱うジョン・プロッサー氏が言及。販売価格や仕様などの最新リーク情報が明らかになった。
iPhone 12シリーズはこんな感じ!?
プロッサー氏が運営しているYouTubeチャンネル「FrontPageTech」で公開された動画内で、プロッサー氏はiPhone 12シリーズのスペックについて以下のように語っている。
まずは4モデルあるうちの最小モデルである5.4インチモデルについて。5.4インチのディスプレイはOLEDディスプレイであるだけでなく、Super Retina Displayとなることも判明。本モデルのディスプレイは、今年からAppleが提携した中国のディスプレイ製造サプライヤーであるBOEから提供を受けている、とも説明している。
またRAMは4GBとなっており、もちろん5Gに対応するモデルとなる。さらに、iPhone 12シリーズから導入されることが予測されている最新のA14チップも搭載されることになるようだ。ストレージは128GB、256GBの2種類から選ぶことができ、128GBは米649ドル、256GBは749ドルで販売されるとのこと。どうやらこれまでのシリーズとは違い、64GBのモデルは廃止されることになるようだ。この5.4インチモデルは「iPhone 12」という名称になることも伝えられている。
続いて、6.1インチモデルの下位モデルについて。本モデルは「iPhone 12 Max」とネーミングされているようで、iPhone 12同様、Super Retina Displayを搭載。また4GBのRAM、A14チップを搭載し、筐体はアルミボディとなるようだ。iPhone 12に似た仕様ではあるが、カメラ性能に違いがあり、iPhone 12 Maxはデュアルカメラとなることが予測されている。こちらは128GBモデルが749ドル、256GBモデルが849ドルで販売されるようだ。プロッサー氏は両モデルともにBOEから提供されるディスプレイの強度や彩度について疑問視しており、精度の高いものが提供されていることを祈るしかない、と解説している。
さらに上位モデルとなる6.1インチモデル、6.7インチモデルの情報も解禁している。6.1インチモデルの上位モデルは既発のシリーズ同様、Proシリーズとして発表されるようで、「iPhone 12 Pro」という名称で登場するようだ。こちらのディスプレイはiPhone 11 Proシリーズと同じくSuper Retina XDRを搭載するのだが、10bitの色深度となる様子。これにより、画面が一層色彩豊かになることが予想される。さらにProMotionディスプレイになることもすでに伝えられているので、より滑らかにそしてよりインタラクティブに操作できることにもなるようだ。加えて、iPhoneシリーズ初の6GBのRAMを搭載。これまでにも伝えられている通り、トリプルカメラ+LiDARスキャナが採用される。本モデルも128GBからの発売で、価格は999ドル、256GBモデルは1,099ドルとなっている。さらに、512GBモデルも発売されるようで、こちらは1,299ドルで発売されるようだ。
6.7インチモデルは「iPhone 12 Pro Max」として登場。iPhone 12 Pro同様、10bitの色深度に対応したSuper Retina XDRを搭載し、6GBのRAMが採用されることも決定しているようだ。スペックについてはiPhone 12 Proとほとんど変わらないが、販売価格については128GBモデルが1,099ドル、256GBモデルが1,199ドル、512GBモデルが1,399ドルとなる。
iPhone 11シリーズの仕様と比較すると、その違いは一目瞭然だ。豊富なストレージに、一層見やすくなるディスプレイ、さらにRAMも向上し、何より4つのモデルから選択できるのは魅力的だ。プロッサー氏はこのiPhone 12シリーズの発表について、9月になる可能性を示唆しながらも、実際に発売されるのは10〜11月になるだろう、と予測している。今後の情報に期待しよう!