今年10月にも発売される可能性が高いAppleのフラッグシップiPhone「iPhone 12」シリーズ。5.4インチ、6.7インチ、6.1インチの2種の計4モデルが登場するとの予測もある本シリーズだが、その上位モデルにあたる6.1インチ、6.7インチモデルのProシリーズにおいて、120Hzのリフレッシュレートを誇るProMotionディスプレイが搭載される可能性がまだあるようだ。
iPhone 12 Proシリーズ、ProMotionディスプレイ実装の可能性は？
Apple関連のリーク情報を提供しているジョン・プロッサー氏が自身のTwitterを更新。「（リフレッシュレート）120Hzの（iPhone）12 Proの実現を諦めないで」と意味深なツイートを投稿している。それに対し、同じくリーカーのマックス・ワインバック氏がProMotionの可能性の確度について疑問を投げかけると、「LTPO（ディスプレイ）は絶対に実装されない。一方で、12 Pro Max（のプロトタイプ）にiPad ProのようなProMotionディスプレイを搭載しているとの情報がある。ただ（ProMotionディスプレイが）実装されるかどうかはわからない」とプロッサー氏は返答し、少なくともプロトタイプにはProMotionディスプレイが搭載されていることを示唆している。
Oh yeah no it’s running on devices. There are 100% prototypes that have full 120hz displays. That’s not at all in question. It’s more making it to launch that I’m pretty sure ain’t happening.
— Max Weinbach (@MaxWinebach) August 23, 2020
その返答に対し、ワインバック氏は「プロトタイプには100％（リフレッシュレートが）120Hzのディスプレイが搭載されているが、……ローンチ時には確実に実装されない」とプロトタイプにProMotionディスプレイが搭載されていることに対しては同意しつつも、発表時の実装については真っ向から反対している。
これまでにもiPhone 12 ProシリーズへのProMotionディスプレイ搭載の可能性について、数多くのソースから情報が提供されていたが、その一方で電力消費を抑えることができるディスプレイバックプレーン「LTPO（低温ポリシリコン酸化物）」を駆使したOLEDの開発が進んでいないことを理由に、その可能性はないものとして伝えられている。スマートフォンなどに利用されるディスプレイのサプライチェーンに関する情報を提供しているメディア「DSCC」のCEOであるロス・ヤング氏も自身のTwitterで、年内に発表を控えている120Hzリフレッシュレートに対応したディスプレイを採用するスマートフォンを紹介するリストを公開しており、その中にiPhone 12シリーズが含まれていないことを強調していた。今回のプロッサー氏による情報は希望的観測にとどまる可能性も？ 今後のさらなる情報に期待したい！
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