今年秋にも発表されることがうわさされているAppleのフラッグシップiPhone「iPhone 12」シリーズ。本シリーズではさまざまなアップデートが期待されているものの、電源ポートについては継続してLightningを採用することが見込まれている。そんな中、この度、来年発表が期待される新型iPhoneでUSB-Cが導入される可能性が浮上し、注目を集めている。
来年のiPhone、USB-Cポートに移行?
情報によると、Appleの純正ケーブルを製造する台湾のメーカー良維(Longwell)が株主総会を開き、CEOである李淳正氏が登壇。今後ベトナムで既成の工場を購入し、今年の第4四半期より、iPhone、AirPods、iPad向けのUSB-Cコネクターを大量生産する旨を発表したことが伝えられている。これにより、Appleが提携サプライチェーンにオーダーしている製造業の約30%のシェアを獲得することが可能になるとの見込みも合わせて公表しており、今後AppleのデバイスがUSB-Cポートに移行する可能性を示唆している。
これまでにもiPhoneのUSB-Cへの移行の可能性は度々伝えられていたが、AppleはEUでのスマートフォンの充電規格の統一化を図る動きに対しても「革新を妨げる」として反対するステートメントも公表するなど、Lightningポート継続への強い意思を見せており、USB-C移行の可能性は低いものと見られている。これを受け、USB-Cには移行せず、ポートレスiPhoneが来年登場する可能性を指摘するリーカーも多い。果たして、来年USB-Cに対応したiPhoneが登場することになるのだろうか? 今後の情報に期待だ!