長い歴史を持ち、世代を超えて愛され続けるオーディオブランド「JBL」から、完全ワイヤレスイヤホン「TUNE FLEX」とポータブルBluetoothスピーカー「PULSE 5」が新登場!

本記事では、発売を控えるこれらの新作アイテムの魅力をピックアップ。初めて公で両製品がお披露目となった「HARMAN ExPLORE Tokyo 2022 秋季新製品内覧会(以下内覧会)」の模様をはじめ、「JBL」ブランドの歩み、そしてQeticとのコラボ企画についても紹介する。イヤホン・スピーカーは、ミュージックラバーにとって譲れない“こだわり”が詰まっているもの。そんな、ファンには見逃せない「JBL」新作アイテムの機能を予習チェック!

レポート:“ながら”も“集中”も選べる!「JBL」完全ワイヤレスイヤホン&“光と色で音楽を視覚化する” ポータブルBluetoothスピーカー登場 tech221004-jbl-pulse5-tuneflex-03

映画や音楽とともに歩んだJBLの歴史

最新鋭の音響技術と魅力的なプロダクトデザインを持った製品づくりでファンを楽しませてくれるオーディオブランド「JBL」。今やオーディオマニアでなくてもその名を知っている方は多いはず。その歴史は長く、映画産業や音楽産業に多大な功績を残したエンジニア「James B.Lansing(ジェームス B.ランシング)」によって1946年米国カリフォルニア州にて設立された。数々の銘機と言われるスピーカーを発表・発売し、これらは今でもマニア憧れの存在となっている。日本でその人気が確かなものとなったのは1980年代のいわゆる「オーディオブーム」時に発売された「4343」や「4344」に代表されるJBLスタジオモニターだろう。これらのスピーカーはプロ用としてスタジオなどで使用されるだけではなく、家庭用としても高い人気を誇り、さらに日本中のジャズ喫茶やミュージックパブが導入。近年、大音量でジャズに没入できる場所として、再びジャズ喫茶が注目されているが、「JBL」のスピーカーが高い導入実績を持っているのもこれが理由だろう。

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そして、創業以来、映画産業との結びつきは強く、世界中の映画館で高い導入実績を誇る。あのオスカー像とアカデミー賞で有名なハリウッドの「サミュエル・ゴールドウィン・シアター」の音響システムにもJBLスピーカーは選ばれている。さらに、世界的なコンサートやスポーツイベントなどを音響面で支える、まさに音があるところに「JBL」と言っても過言ではないブランドなのだ。

現在でも1セット数百万円の家庭用高級スピーカーから、日常的なワイヤレスイヤホンまで、時代と個人の楽しみを牽引するブランド、それが「JBL」と言えそうだ。

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完全ワイヤレスのイヤホン「JBL TUNE FLEX」
&ポータブルBluetoothスピーカー「JBL PULSE 5」
内覧会で初公開

世界最大級のオーディオブランド「JBL」初の2ウェイ仕様のワイヤレスイヤホン「JBL TUNE FLEX」と、光や音をカスタマイズできるポータブルBluetoothスピーカー「JBL PULSE 5」がハーマンインターナショナル社の秋季新製品内覧会にてお披露目となった。いずれのカテゴリーもすでに充実したプロダクツをリリースしているだけに、新製品の特徴をチェックしてみたい。

内覧会会場に通じるトンネル状の通路にはなんと172個の「JBL PULSE 5」の同期する光と音に歓迎される。従来のBluetoothスピーカーのイメージを凌駕する、スピーカー&照明器具としてのユニークさが際立つ。

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会場内にはハーマンインターナショナルの秋季新製品がずらりと並び、「JBL」を代表するLoudspeaker Systemsや、ゲーミング用ヘッドセットなど、さまざまなユーザーをターゲットにした多彩さ。中でも目を引いたのは「JBL」のグローバルアンバサダーであるドージャ・キャット(Doja Cat)が<第64回グラミー賞授賞式>のレッドカーペットでアトリエ・ヴェルサーチェのドレスとコペルニのバッグと共に携えていたラインストーンで彩られた「JBL」のワイヤレススピーカーの展示だ。どんな時でも音楽を楽しむという、今期のブランドメッセージと彼女らしさがマッチしている。

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オープニングムービーにもドージャが登場し、今回紹介する新製品で音楽を楽しむファンの動画を見ているというシチュエーションの映像が流れる。また、日本での秋冬キャンペーンのメインキャストに起用された水曜日のカンパネラの詩羽と、ブランドアンバサダーであり、世界的なブレイクダンサーのShigekixの映像も披露された。「JBL TUNE FLEX」がもたらす”集中モード”は詩羽が勉強するシーン、”ながら聴き”ができる特徴はShigekixがイヤホンで音楽を聴きながらも仲間の声援を受けてダンスを楽しむシーンで表現。「JBL PULSE 5」のカラフルさや高音質は詩羽の楽屋シーン、屋外で自然な音と光を楽しむケースをベランダでのキャンプシーンで見せ、製品の特徴をキャッチアップできた。いずれも今期のキャッチコピー「DARE TO LISTEN=好きなように、聴きまくれ。」をビジュアライズしたもので、今後、さまざまなシーンで見ることができるだろう。

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“オープン型”と“密閉型”の2ウェイ仕様
「JBL TUNE FLEX」

一台で「オープン型」と「密閉型」の2ウェイ仕様の使い分けができることが最大の特徴である「JBL TUNE FLEX」。ワイヤレスイヤホンでは一般的にイヤホン全体を耳の奥に入れ込んで使用する「カナル型(密閉型)」が遮音性も高く、多く利用されており、遮音性の高いノイズキャンセリング機能を重視し、リスニングに集中したいユーザーがいる一方、日常的に着用し、周囲の音を聴いたり、人と会話しながら音楽やラジオ、ポッドキャストなどを楽しむ「ながら聴き」ユーザーも増えている。着用感も「オープン型」の方が耳の内部の圧迫感がなく好きだという人も多いだろう。

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「JBL TUNE FLEX」の着用感と形状は「オープン型」に近いもので、外部の音も聴こえる安心な設計になっている。一方でイヤーチップを付け替えるだけで「密閉型」となり、遮音性が高く音楽を聴くことができるのが最大の魅力。イヤーチップを携帯するだけで、“集中モード”にも、“ながら聴きモード”にも対応できるという意味で、これからワイヤレスイヤホンを購入するユーザーにも、すでにどちらかの用途に沿ったイヤホンやヘッドホンを持っているユーザーの2台目としても好都合な製品と言えるだろう。密閉型の時でも必要な時に外音を取り込む「アンビエントアウェア」機能と、突然の呼びかけや、装着したまま会話ができるなど、声を聴き取りやすくする「トークスルー」機能も搭載しており、イヤホン本体をタップするだけで切り替えが可能だ。

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さらに注目したいのはY2Kの流れを汲むスケルトンをデザインに取り入れているところ。内部パーツや基盤が透けて見える素材には航空機の窓などにも使われる強度と透明度を誇るハイグレードなポリカーボネートを使用している。プラスチックのスケルトンにありがちなキズや褪色など劣化の心配はほとんどなさそうだ。本体のカラーはホワイトとブラックで、さらに珍しいパープルも追加される。

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計149基のLEDを搭載
「JBL PULSE 5」

コンパクトながら迫力あるサウンドを楽しめる「JBL」のポータブルBluetoothスピーカーの新製品「JBL PULSE 5」はなんと言っても華やかなイルミネーションが目を引く。筐体の透過領域を拡大し、前モデルからさらに15%増設した合計149基のLEDを搭載したことで、より鮮やかで多彩なイルミネーションが楽しめる。しかも50fpsの高速で音楽とシンクロし、滑らかに変化する光は盛り上がるパーティーシーンを演出するだけでなく、いつまでも見ていられるアーティスティックなもの。また、Bluetoothに接続しなくても底面のパッシブラジエーター部にもLEDを9基搭載しており、設置面に反射する間接照明として使用することも可能だ。浮遊するようなデザインで程よく部屋のコーナーを照らすような使い方もできる。

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筐体の特徴はもちろん、音質のスケールアップも実現しており、新開発のツイーターとウーファーが同軸状に並ぶ2ウェイスピーカーと、本体の底面に前モデルから15%拡大したパッシブラジエーターを搭載。また、キャビネット容量も33%アップ、アンプ自体も前モデルの20Wから30W+10Wに大幅にパワーアップされたことにより、「JBL」ならではのパワフルなサウンドを放射状に再生。部屋のどこに置いても変わらない音像を楽しめ、ホームユースなら12畳程度の広めのリビングでも十分なスケールを感じられるだろう。

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大音量で音楽を楽しむ他に、カスタマイズを楽しめる専用スマートフォンアプリ「JBL Portableアプリ」を使用すれば、“波”、“虫の声”、“焚き火”、“森”、“せせらぎ”の5種類の環境音モードを好みの組み合わせで掛け合わせることもできる。照度を落とし、自然の音でリラックスした空間も作れるというわけだ。入眠時間はもちろん、IP67(※)規格の高い防水・防塵性能に対応しており、ゆったりしたバスタイムなどにも使えるスピーカーと言えるだろう。高い防水・防塵機能はアウトドアシーンでも活躍すること間違いなし。

※粉塵がスピーカー内部に侵入せず、水深1mの水中にスピーカーを最大30分入れても浸水しないと定義されています。

Text:石角友香
Photo:中村寛史

Qeticコラボレーション企画
詩羽 × Kana Tarumi

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時代と個人の楽しみを牽引してきた「JBL」だが、Qeticでは注目の新製品「JBL TUNE FLEX」「JBL PULSE 5」とのコラボ企画を実施!

秋冬キャンペーンのメインキャストを務める、水曜日のカンパネラ・詩羽。そしてミュージシャンのアーティスト写真やLIVEフォトなどの撮影を数多く手がけるほか、KIRINJI・SMTKなどのMV制作も行っている新鋭フォトグラファー・垂水佳菜とのタッグ撮影を刊行。

オリジナルのクリエイティブは近日公開となっているので、来る新製品の発売とともに、こちらもぜひお楽しみに!

INFORMATION

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JBL PULSE 5 (パルス5)

2022年10月7日(金)発売予定
タイプ:ポータブル Bluetoothスピーカー
カラー:ブラック
価格:オープン価格
※JBLオンラインストア販売価格¥35,200円(tax incl.)

再生時間・充電時間:最大約12時間※3・約4時間充電
防水・防塵機能:IP67※2
サイズ(W x H x D):107 x 214 x 131 mm
重量:1.47kg
Bluetooth:バージョン 5.3(LE Audio アップデート対応予定)
対応プロファイル:A2DP 1.3、 AVRCP 1.6
定格出力:30W(ウーファー)+10W(ツイーター)
周波数特性:58Hz~20kHz(アキシャル、 – 6dB)
付属品:JBL ブランド USB Type C ケーブル×1,
クイックスタートガイド×1, 安全シート×1,保証書×1

JBL PULSE 5

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JBL TUNE FLEX (チューン フレックス)

ブラック/ホワイト:2022年10月7日(金)発売
パープル:2022年10月下旬発売
価格:JBLオンラインストア / JBL公式 楽天市場店価格 ¥13,200(tax incl.)

タイプ:2ウェイオープンイヤー型完全ワイヤレスイヤホン
カラー:ブラック/ホワイト/パープル
ドライバーサイズ:12mmダイナミックドライバー
最大再生時間※2:ANCオフ時:イヤホン本体約8時間
+充電ケース使用約24=約32時間
ANCオン時:イヤホン本体約6時間
+充電ケース使用約18=約24時間
充電時間(USB Type-C):約2時間 ※充電約10分で約2時間再生する急速充電にも対応
Bluetooth:バージョン5.2
対応プロファイル:A2DP V1.3, AVRCP V1.6, HFP V1.7
周波数特性:20 Hz – 20 kHz
対応コーデック:SBC, AAC
防水規格※4:IPX4(イヤホン本体のみ)
重量:イヤホン本体各約4.8g 、充電ケース約38.6g
付属品:充電用USB Type-Cケーブル、密閉イヤーチップ x 3サイズ,
オープンイヤーチップ x 1サイズ(装着済)

JBL TUNE FLEX

JBL