先月下旬、Appleが2015年9月から2017年2月までに発売されたMacBook Proを対象にリコールを発表したことが話題となった。その対象となるMacBook Proがリコール発表の直前にある事故を起こしていたようだ。
MacBook Proが突然発火し、穴が開くほどの事故に
報道によると、一般人男性Steven Gagne氏がリコール対象の15インチのMacBook Proを利用していた際、突然発火し、大きな穴が開いてしまったことをFacebookに投稿していたことが明らかになっている。投稿には、発火した箇所が黒く焼け焦げた様子やMacBook Proを置いていたテーブルに焼け跡が残っている画像が添付されている。
Gagne氏いわく、MacBook Proが「驚きすぎて天井に届いてしまいそうになるぐらい飛び跳ねて」しまうほどに大きな音を立て、突然爆発したそう。爆発後には部屋中に「強い化学的な、焼け焦げた匂いが充満していた」という。また、事故当時彼は就寝中だったようで、MacBook Proの電源も落としており、しかも充電したり電源に接続していたわけでもなかったのだとか。
Appleはリコール発表の際に、「旧世代の15インチMacBook Proユニットはオーバーヒートしかねないバッテリーが使われている」と説明しており、今回の事故についてもバッテリーの異常過熱が原因とみられている。
今回のリコールは利用者が自身でAppleに機体を返品する必要があるため、自身のMacBook Proがリコール対象であるかどうか認識していない、という方も多いはずだ。もしMacBook Proを利用しているのであれば、身の安全のためにも、一度自身の機体をチェックしておく方がいいかもしれない。