本日8日(火)、Appleの最新macOS「macOS Catalina」がついにリリースされた。本日より無料でソフトウェアアップデートが可能となっている。
iPadが第2のディスプレイに! Apple Arcadeも利用可能
今回のアップデートで最も注目されている機能はやはりサブスクリプション型のApple独自のゲームサービス「Apple Arcade」と、iPadをPCの2台目のスクリーンに利用できる「Sidecar」機能だろう。
月額600円(税込)のApple Arcadeのサブスクリプションに登録すると、iPhone、iPad、iPod touch、Apple TVでもプレイできる、Macのゲームカタログに無制限でアクセスすることができる。どのデバイスでもゲームプレイが可能なので、自宅でも外出先でも最後にセーブしたところからどのデバイスでも再開できる。
Macでのゲームプレイにはキーボード、トラックパッド、マウスが利用でき、ゲームの多くはBluetooth対応のXboxワイヤレスコントローラー、PlayStation DUALSHOCK 4などの専用コントローラーにも対応している。家で本格的に遊ぶことも、外で気軽に遊ぶこともできてしまうというわけだ。
このサービスは30日間の無料トライアルから始められ、ファミリー共有を通じて、1つのサブスクリプションを最大6人までの家族のメンバーで一緒に利用できる。すでに他のデバイスで利用しているという方も、「macOS Catalina」にアップデートしていれば今後はMacシリーズで利用できるようになる。
また新登場の「Sidecar」機能は、2台目のディスプレイとしてiPadを利用することができるというもの。Macの作業空間を拡大し、作業中の内容を2台のディスプレイの間に広げて表示できるように。
Sidecarを通じてiPadのディスプレイをタブレット入力に利用し、スタイラス入力に対応するAppleおよび他社製のMacアプリケーションとApple Pencilを組み合わせて、イラストやスケッチを描いたり、手書きでテキスト入力することも可能に。つまり、iPadで描いたイラストをMacシリーズに同じタイミングで同期することが可能になるということだ。
Sidecarはケーブル接続で利用できるので、iPadをMacで充電しながら作業できるほか、ワイヤレス接続なら可動範囲が大きく広がり、イラスト、ビデオ編集、3D制作まで、Photoshop、Illustrator、ZBrushなど、アプリケーションの機能をすべて活用することができる。プロフェッショナルの方はもちろん、アマチュアの方でも気軽にイラストを楽しめるようになるかも?
この他にも、家族全員のMacの使用状況を把握できるスクリーンタイムや「iOS 13」などでも導入されている新登場の《探す》アプリケーションも利用できるように。
これだけの新機能が揃っている「macOS Catalina」。きっとこれからのMacでの作業がもっと快適になるはず!
Photo via Apple Newsroom