Googleが5月7日(現地時間)、米カリフォルニアで開催中の開発者向けイベント<Google I/O 2019>にて、新型スマートフォン「Pixel 3a」、「Pixel 3a XL」を発表した。

安いのに性能抜群!

本製品は既製品の「Pixel 3」、「Pixel 3 XL」の廉価版として発売される製品で、日本を含む13の国と地域で同日から予約を受け付け、17日に発売する。Appleの「iPhone XS」シリーズ同様、サイズで値段が分かれており、フルスクリーン5.6インチの「Pixel 3a」は4万8600円、対してフルスクリーン6.0インチの「Pixel 3a XL」が6万円と、いずれも従来のスマートフォンより安価な値段設定となっている。

気になるのはその性能だが、特筆すべきはやはりカメラ機能だろう。廉価版にもかかわらず、「Pixel 3/3 XL」と同等の性能となっている。

背面カメラはなんと「iPhone XS」シリーズを超える12.2メガピクセルを実現しており、またミラーレス一眼レフカメラなどに搭載されるデュアルピクセル位相差検出式オートフォーカスが採用されていることからも、その性能の素晴らしさがわかる。動画撮影には4K対応もしているというから驚きだ。

暗い場所でもフラッシュなしで撮影できる「夜景モード」や被写界深度を変えることで被写体に焦点を合わせることができる「オートフォーカスモード」、さらに撮影後に写真の背景を白黒でぼかすことができる「カラーポップ」機能も搭載されている。

また「Google フォト」のストレージを利用すれば、これら撮影した写真や動画を無制限にストレージしておくことができる。Googleアカウントさえ取得していればこちらを利用できるので、もう写真や動画でストレージがいっぱいに、なんて悩みもなくなってしまう。ディスプレイには有機EL(OLED)ディスプレイを採用しているので、撮影した写真や動画も鮮明に見ることが可能だ。

この他にも充実した機能が満載となっているので、気になる方はぜひ詳細を確認してみてほしい。安価な価格帯でこれだけの機能が使えるとなると、周りは「Pixel 3a」ユーザーだらけになるかも?

Google I/O’19

Google Pixel 3a