SpaceXのCEO・イーロン・マスク(Elon Musk)が国際宇宙会議(International Astronautical Congress)で火星と月へロケットを飛ばす計画の進行状況を発表。プレゼンテーションの最後には地球内での長距離移動にロケット活用するアイディアを発表。

『BFR | Earth to Earth』と題されたデモ動画が公開された。

BFR | Earth to Earth

動画ではニューヨークから上海まで39分で移動する様子が描かれている。動画の最後には、ほとんどの地球上での長距離旅行が30分以内、地球のどこへでも1時間以下で行くことができるとの文章が表示。

香港からシンガポールまでは22分、ロンドンからドバイ・ニューヨークまでは29分、ロサンゼルスからトロントまで24分で移動することができるようだ。実際の乗り心地がどうなるのかなど詳細は明らかになっていないが、交通・物流に革命が起きるかもしれない夢のある発表となった。

イーロン・マスクは決済サービス・ペイパル(PayPal)の元共同設立者で、現在は革新的な電気自動車(EV)を生み出すTesla(テスラ)と宇宙開発を手がけるSpaceXなどでCEOを務めている。

SpaceX(英語)