IK Multimedia(イタリア・モデナ)が、工場、倉庫、店舗、イベント・スペースなどにて、勤務者や訪問者が安全なソーシャル・ディスタンス(社会的距離)を維持するのに役立つ、軽量のウェアラブル・デバイス『Safe Spacer(TM)』を発表した。本アイテムはIK Multimediaにて、自社の勤務者用に開発したデバイスだが、工場、倉庫、店舗が安全に操業再開し、安心して業務を行えるよう、他の企業への販売も行われることに。

ソーシャル・ディスタンスを維持するウェアラブルデバイス『Safe Spacer(TM)』

UWB(Ultra Wide Band = 超広帯域通信)技術を採用した『Safe Spacer(TM)』は、充電式バッテリーにてワイヤレスで動作し、他のデバイス2m以内に入ってくると正確に感知視覚、振動、音声のいずれかの選択されたアラームにて、着用者に警告して知らせてくれる。

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本アイテムは、特許出願中のアルゴリズムを採用しており、セットアップ特別なインフラ必要とせずすぐに動作し、リストバンドストラップに装着したり、ポケットに入れて持ち運ぶことができる。UWB技術の採用により10cmまでの超精密測定が可能で、Bluetoothデバイスの10倍の精度を誇る。

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工場、倉庫、オフィス勤務者のほか、学校、店舗、スポーツ・ジム、ホテル、イベント会場などの公共スペースを訪れる人にも使用でき、迅速かつ簡単に消毒できるように設計されており、防水性も備えている。最小限の取り扱いで済むように、NFC非接触技術またはBluetoothを介してワイヤレスで動作する。

各『Safe Spacer(TM)』にはユニークなIDタグ内蔵メモリが搭載されており、オプションで作業員の名前を関連付けて不用意な接触追跡することができるため、組織とその従業員安全を確保することが可能だ。最高水準のプライバシーを維持するために、セーフ・スペーサーID近接性以外のデータ保存されることはない。

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また本アイテムは接近検知、アラーム発信デバイス本体で行うので、装着時に各人がスマートフォン等を携帯する必要はない。ただし、ワークスペースでの高度な使用、セットアップ、モニタリングのために、iOSAndroidアプリも用意されている。

人事部や安全管理部門にてアプリを設定すれば、各作業員IDを関連付けたり、アラームを発する距離のしきい値、アラームの種類を設定したり、毎日の接近情報をログに記録し(センシティブな個人データは収集しない)、感染者発生時などに追跡データエクスポートすることができる。ソーシャル・ディスタンスを維持し、安全な業務を支援する『Safe Spacer(TM)』の販売を今しばらく待とう。

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Safe Spacer wearable social distance monitor

PRODUCT INFORMATION

Safe Spacer(TM)

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2020年第3四半期に、IK Multimediaより発売予定
予価:€99.99/個(+tax)(¥11,800相当/5月21日時点)
ボリューム・ディスカウントも用意

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