「チャンギハと顔たち」や「10cm」など、日本でもフツフツと熱くなっている韓国インディーミュージックシーン。今年の<SXSW>には韓国よりなんと10組以上のアーティストが出演し、さらに来月の<SUMMER SONIC>に出演予定の「Sultan of The Disco」は<グラストンベリーフェス>に出演を果たすなど、どうやら世界的にみても注目度が高まっている様子。日本でもこのシーン気になっている方が多いんじゃないの?? ということで、今月より定期的に韓国インディーミュージシャンをソゲ(韓国語で紹介という意味)していくインタビュー企画をスタートさせました! 記念すべき第一回目のお相手は、バンド「チャンギハと顔達」のデビュー当初、彼らのバックでインパクトのある衣装を纏い、奇妙なダンスとコーラスを披露していたあの女性ユニット「ミミシスターズ」。
ミミシスターズ“私が言った通りじゃない(原題:말이 그 말이었잖아요)”
それぞれ、髪の毛の長い方が「大きいミミ」、そしてショートカットの方が「小さいミミ」というニックネームを持ち、ビジュアル的になんだか不思議なイメージがまとわりついてるお二人ですが、いったいどんな人たちなのだろうか。日差しの強い夏の昼下がり、韓国インディーシーンのメッカである弘大(ホンデ)でビールを一杯ひっかけつつインタビューをしました。実際に会ってみての感想ですが、お二人とも懐の深いとっても面倒見のいい近所のオンニ(お姉さん)的な人柄でしたよ!
大ミミ
小ミミ
Interview:ミミシスターズ
––––まずは日本でのインタビュー取材が初めてということなので、いったい「ミミシスターズ」はどんなきっかけでスタートしたのか教えてください。
大ミミ そうですね、「ミミシスターズ」という名前を「チャンギハと顔達」で知った方が多いと思いますが、それより前から私たちは活動をしていました。以前所属していたインディーレーベルに、「ギターツインズ」というバンドがいて、そのバンドがライブをするのでコーラスをしてくれないか?って誘われた事がきっかけです。ところが、初めてコーラスをやる日に「チャンギハと顔達」も出演してて、どうせやるなら彼らのコーラスも一緒にやっちゃおうってことになって。結局そのライブ以降「チャンギハと顔達」のサポートメンバーになったんです。
––––お二人は韓国インディーシーンに仲のいいアーティストがたくさんいらっしゃるようですが?
大ミミ 90年代後半に、音楽、アート、映画などをあつかった<ソウルフリンジフェスティバル>で働いた時にいろんなミュージシャンと出会う機会があって。