年末に向けて新商品ラッシュが続く“完全ワイヤレスイヤホン”。
“完全ワイヤレスイヤホン”はBluetooth機能を使用してプレイヤーとイヤホンをワイヤレス環境で接続し、断線をはじめとする従来の問題を克服。
本体からイヤホンジャックがなくなったiPhone 7の発売以降人気を拡大し、ソニー、ボーズといった人気メーカーによる高音質のアイテムが出揃うことで大きな注目を集めている。
二子玉川ライズ・ショッピングセンター・テラスマーケット内に店舗を構える家電とライフスタイルの総合ストア『二子玉川蔦屋家電』の映像・音楽担当、角野亮太さんによると、同店でもイヤホン販売数の6割近くはワイヤレスに移行しており、大手メーカーの商品が発売されたこの10月には売り上げが2倍に上昇。12月にはさらに売り上げを伸ばして当初の5倍に届く見込みとあって、まさに“完全ワイヤレスイヤホン元年”とも呼べる状況が生まれている。
とはいえ、その性能はメーカーによって大きく異なっているため、それぞれのライフスタイルに合ったものを選ぶことが重要だ。『蔦屋家電』で日々こだわりのアイテムを取り扱う角野さんに、今オススメの完全ワイヤレスイヤホンを紹介いただいた。
BOSE『SoundSport Free wireless headphones』
音質にこだわりたい人にオススメ。低音の鳴りが特徴的な本格派。
「11月に出たボーズ(BOSE)の『サウンドスポーツ フリー ワイヤレス ヘッドホン(SoundSport Free wireless headphones)』は、他と比べて少し筐体(きょうたい)が大きいですが、その分低音の鳴りがズンと深いのが特徴的で、BOSEのこれまでのワイヤレスイヤホンの中でも最も音がいい商品と言えます。それもあって、ワイヤレスイヤホンの中でもライブの再現度が最も高いのが特徴で、装着時の密閉性もかなり高いです。1回の充電で電池が5時間持つのも珍しく、付属の充電ケースで2回充電することで15時間再生できるため、旅行のように長く使用するシチュエーションにも対応可能ですね。また、防水性能としては「IPS4(大雨にも対応できる)」で、それとは別にボーズ独自に塩水を1000回振りかけるような試験を行なっており、日常的に使用する際の汗に耐えられるようにも考慮されているので、スポーツ時の利用もオススメです。その際、激しい運動時でイヤホンを落としたり失くしたりすることがあっても、ボーズにはワイヤレスイヤホンを地図で探せるアプリがあるので、最後に繋いだ場所がどこかを把握できることも特徴的ですね。これは他のメーカーにはない機能だと思います。」
SONYからもついに完全ワイヤレスイヤホン登場!
しかもノイズキャンセリング機能搭載!
photo by Mayuko Yamaguchi
text by 杉山仁