自ら作詞・作曲を行うシンガーソングライター。そこにはアーティストそれぞれの感性や思いがすべて楽曲へと注ぎ込まれています。一曲一曲がその人自身を象徴しているとも言えるでしょう。
最近ですと、ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』の主題歌“恋”の恋ダンスで一斉を風靡した星野源や新曲をリリースするたびにチャートを賑わせる米津玄師、アイドルへの楽曲提供など幅広く活躍している話題の大森靖子、現在絶対的な地位を築き上げつつあるmiwaなど多くのシンガーソングライターが活躍していますよね。
星野源 – 恋【MV & Trailer】
米津玄師 MV「Lemon」
大森靖子「GIRL’S GIRL」Music Video
miwa 『片想い』
ですが、若手シンガーソングライターの存在も忘れてはいけません。上に述べたシンガーソングライターにも引けを取らないくらい素晴らしい若手シンガーソングライターが沢山いるんです!
そこで今回、Qetic編集部が2018年大注目の男女若手シンガーソングライターと題して彼らのようなアーティストに続く活躍が期待される注目のシンガーソングライターを紹介します。
Qetic編集部が選ぶ
注目の男女若手シンガーソングライター5選
ロザリーナ
2018年4月にメジャーデビューしたばかりの女性シンガーソングライター、ロザリーナ。デビュー前からそのエッジの効いた歌声とサウンドで、CMソングやアニメの主題歌に抜擢されるなど、その才能に多方面から注目されていました。
中でもきっかけなったのは芸人・キングコングの西野亮廣の絵本『えんとつ町のプペル』の主題歌を担当したことです。ファンタジーな世界観を見事に表現し、その才能を世の中に知らしめました。
ロザリーナ 『タラレバ流星群』short ver.
そんな彼女のデビュー曲“タラレバ流星群”は、小袋成彬率いる〈Tokyo Recordings〉のサウンドプロデュースにより製作。MVでは「人間タイムラプス」と呼ばれる定点で撮った画像をコマ送りにし、まるで動いているかのように表現しています。
その凝縮された時間はMVで堪能あれ。
ましのみ
さらに女性シンガーソングライター、ましのみを紹介!
ましのみは、ピアノとギターというスタイルでSONYのオーディションでの二期生選出やヤマハグループが主催する音楽コンテスト<Music Revolution>では、第10回東日本ファイナルでグランプリを獲得した実力の持ち主。
満を辞して2018年にアルバム『ぺっとぼとリテラシー』でメジャーデビュー。なんと言ってもそのタイトルに注目がいきますが、アルバム全体を通してちょっと変わった曲名が多いのも特徴。“プチョヘンザしちゃだめ”や“エゴサーチで幸あれエブリデイ”などクセの強い曲名が目白押し。歌詞も中々捻くれているのでそこも見てみてください。
【ましのみ】どうせ夏ならバテてみない?(ほぼFull.Ver)【MV】
新曲“どうせ夏ならバテてみない?”のMVを紹介。自らプールに飛び込み水中で目を開見開いて歌う姿が衝撃的です。
RYOSUKE SUNSET
スピッツの草野マサムネを彷彿とさせるみずみずしく優しい歌声が特徴のシンガーソングライター、RYOSUKE SUNSET(本名:河野良介)。
2015年300枚限定リリースされた自主制作1stシングル『桜が舞っている』が即時ソールドアウトを成し遂げ、その後のライブでも会場は満員。
FMラジオでのパワープッシュやJ-WAVE MUSIC HYPER MARKETのリスナー投票で殿堂入りアーティストに選出されるなどインディーズながら高い評価を得ています。
RYOSUKE SUNSET – 春を想う
そんな、彼の1stミニアルバム『春を待つ人』に収録されている“春を想う”を紹介。彼の全てを包んでくれる柔らかな歌声が春という季節にぴったり! スピッツはもちろん、ゆずやレミオロメンなど優しい歌声が好きな方は聴いてみてはいかがでしょうか。
CLOW
北海道札幌市出身のシンガーソングライターCLOW。2017年1月に〈Eggsレーベル〉からミニアルバム『DEAR FRAME』をリリース。そして先日ついに弾き語りアルバム『やさがし』をリリースしました。オーバダビングがされていない弾き語り一発録りになっています。
CLOW – スクロール
独特な視点で物事を捉え、世の中の違和感や普遍性を描き出す歌詞が魅力的なシンガーソングライターで、代表曲とも言える“スクロール”では、スクロールされていく世界の風景とそれに抗う僕の心情が絶妙に表現されています。
MVは女性がスマホで写真を撮っているシーンから日本の様々な風景が延々と流れているだけですが、そこには確かにメッセージが存在し訴えかけてくる強さがあります!
流行りの音楽にはうんざりだという方にもおすすめしたいアーティストです!
シンリズム
1997年生まれの21歳という若さにも関わらず、作詞・作曲・編曲、ほとんどの楽器、さらにはプログラミングまでこなすマルチなシンガーソングライター、シンリズム。SoundCloudへの投稿をきっかけに注目され、2015年に『心理の森』でメジャーデビューを果たしました。
等身大でありながら少し大人びたエッセンスを加えた歌詞は、10代の青年が書いたものとは思えません。ですが、決して背伸びをしている印象もなく、豊かな感性のもとひたすらに表現している印象さえ受けます。幼い頃から様々な音楽と触れ合い、実践してきた彼だからこそ生み出せるのでしょう。
シンリズム「心理の森」
シンリズムのセンス光る楽曲、17歳でリリースした1stシングルの『心理の森』のMVを紹介します。17歳(当時)とは思えないワードセンスに注目して聴いてみてほしいです!
いかがでしたでしょうか? メジャー、インディーズ問わず、2018年代注目のシンガーソングライターを紹介してきました。少しでも気になったアーティストがいたら紹介した楽曲以外も聴いてみてくださいね!