9月22日(土)から10月12日(金)までレッドブルによる都市型音楽フェス<RED BULL MUSIC FESTIVAL TOKYO 2018>が開催中。
そのプログラムのひとつ9月24日(日)の<SOUND JUNCTION>では、ステージが4方向に設置され、本フェスティバルのCMにも出演したRHYMESTERや向井太一、きゃりーぱみゅぱみゅ、Survive Said The Prophetの4組に加え、MCであっこゴリラ、スペシャルゲストで中田ヤスタカが登場しました。
ここでは、そのイベントレポートをお届け。
▼RED BULL MUSIC FESTIVAL TOKYO 2018 REPORT
・【フォトレポ】RED BULL MUSIC FESTIVAL TOKYO 2018|62 MINUTES YAMANOTE LOOP
2018.09.24(Sun)
<RED BULL MUSIC FESTIVAL TOKYO 2018 − SOUND JUNCTION>
ドリンクを片手に会話をしながら4つのステージに囲まれたフロアでライブの開始を待つ観客たち。天井のLEDパネルに映し出されるグラフィックが観客エリアを照らすなか、MCのあっこゴリラが登場すると、感性が沸き起こりました。そして「スッゲーバイブス! 渋谷を最高に盛り上げましょう!」と、元気なMCで<SOUND JUNCTION>が開演しました。
「まずはこの人たち! RHYMESTERの登場だー!」とあっこゴリラ。
「こっちだぞー!」の掛け声で、反対側のステージを見ていた観客も一気にRHYMESTERのステージに注目! 最初の楽曲「THE R → B-BOY イズム」にて会場全体を彼ららしい雰囲気に染め上げました。続く2曲目「ゆれろ」では、曲名の通り会場がゆれるほどにヒートアップ。
MCでは「イベントにかける意気込みは半端じゃない」と語った宇多丸。「梯子酒」では「喉が渇いたら何飲むのー?」「レッドブル!」と本日だけのオリジナルのコールアンドレスポンスで盛り上がりました。「音楽はマーケティングから生まれない」と自身が出演するレッドブルのテレビCMのセリフで会場を沸かせつつ、“Back & Forth”“Future Is Born”を含む全5曲を歌い上げ、大盛況の中、次の向井太一にバトンを渡しました。
今回のライブの醍醐味のひとつはノンストップでのステージ構成。RHYMESTERの演奏が終わり、彼らへの拍手が鳴り響くや否や、真後ろのステージから向井太一が登場。観客はまるで渋谷のスクランブル交差点を渡るようにステージの間を大移動。
ステージ転換無し・タイムラグ無しの<SOUND JUNCTION>は観客の興奮をあおります。向井太一は、人気曲“FREER”でスタートし、「渋谷―!」の掛け声に会場は大盛り上がり。昨年末に1stアルバムを出したばかりの、新世代のシンガーソングライターである彼の歌声に合わせ、観客は手を大きく振り、テンションはどんどん高まります。3曲目の“Siren”では、フレッシュと伸びのある歌声で、会場を魅了。
紫色のライトの中、リズムに乗り身体を揺らす向井太一に合わせて、観客も全身で音楽を感じていました。「<SOUND JUNCTION> 調子はいかがでしょうか?」という呼び掛けに観客も精一杯の声で答えていました。ラストには代表曲「空」を披露し。会場を優しい歌声で包みました。“FLY”、“Siren”“眠らない街”“YELLOW”“GREAT YARD”など全7曲を披露しました。
3組目のアーティストにはきゃりーぱみゅぱみゅが登場。今や世界でも注目を集めるポップスターの登場に、会場からは大きな歓声が上がりました。ダンサー2人ときゃりーぱみゅぱみゅが現れたその瞬間に、観客の視線は向井太一のステージから右隣のステージに移動。
人気曲の“にんじゃりばんばん”が始まると、サイリウムを取り出して応援する観客も! “もんだいガール”では、会場に向けて手を振るきゃりーぱみゅぱみゅに最高の笑顔で観客も手を振って応えます。サビでジャンプするダンスでは、観客も一緒になってジャンプをし、彼女らしいエレクトロでポップな音楽を一体となって楽しみました。
MCでは、「みなさんこんにちはー! 盛り上がってますかー! おしゃれなイベントですね!」とコメント。9月26日に発売される4年ぶりのニューアルバム『じゃぱみゅ』から、新曲の“演歌ナトリウム”や“キズナミ”を披露。会場に広がるシャボン玉の演出で、観客のテンションはさらにアップ! 続けて“きみのみかた”“インベーダーインベーダー”など、全6曲をきゃりーワールド全開で歌い上げ、会場の空気が最高潮に達したところで、ラストの出演者であるSurvive Said The Prophetにバトンを渡しました。
第一部のトリを飾るSurvive Said The Prophetが登場すると、ステージ前にはファンが詰めかけ1曲目“space[s]”から観客は拳を突き上げ最高の盛り上がりを見せました。「まだまだめちゃくちゃにできるかお前らー!」、Yosh(Vo.)の煽りのMCで、会場はさらに熱くなり2曲目“Fool’s Gold”に突入。続く“found & lost”では「手を貸してくれませんか?」の一声で観客はみな、曲に合わせてクラップ&ウェーブ。大きな一体感が生まれました。
「ここに来れて光栄です!俺らはラッキーだと思います!まじでほんとに幸せです!」とMCで語った後、今度はバラード“Follow”をしっとりと歌い上げると、ラストにはロック全開のナンバー“Network System”を披露。観客は手拍子やジャンプなど、思い思いのスタイルで音楽を楽しみ、ステージは熱気に包まれました。全5曲を歌い切り、大歓声の中第一部を締めくくりました。
Survive Said The Prophetが終わった途端、第二部がスタート。今度は、正反対のステージにきゃりーぱみゅぱみゅとサプライズゲストの中田ヤスタカが登場!
観客は一気にステージに駆け寄り、中田ヤスタカの突然の登場に会場のボルテージは最高潮に!ニューアルバムに収録された、新曲の“音ノ国”が始まると会場からは歓声が。
手をクルクルと回すきゃりーぱみゅぱみゅと一緒に観客も大きく手を回していました。DJブースにいる中田ヤスタカも観客の盛り上がりに対しジャンプ。「ほい!」の掛け声で、みんながコールアンドレスポンスで楽しみました。
続いて隣のステージには向井太一が登場。「スペシャルゲストであっこゴリラ!」と向井太一があっこゴリラを呼び入れると会場のテンションはさらにアップ。
今回のMCでもあるあっこゴリラと共に、CMソングにもなっている“ゲリラ×向井太一”を披露。期待していたファンも多いようで、曲が始まると「もっといけるかー! 一緒に歌ってー!」と会場内を盛り上げるあっこゴリラ。一緒に歌う観客も多く、アットホームで笑顔あふれる一曲となりました。
続いて、RHYMESTERが登場し、人気曲“人間交差点”のAcoustic Setを披露しました。
バンドの生演奏とラップという、普段とは違った曲調に観客はノリノリ。会場の後ろの観客まで手を挙げるほどの盛り上がり。「ヘイヘイヘイ」とコールアンドレスポンスを繰り広げていました。
大トリには、Survive Said The Prophetが登場し、誰もが知っている名曲をカバー。予想外の選曲とロック調のアレンジに、観客は聞き入るようにステージを見つめていました。
フィナーレにはあっこゴリラが登場。「楽しかったー! 最高! 本当にありがとうございました!」と感謝を述べると、観客からは大きな拍手が。熱気が冷め止まぬ中、ライブは締めくくられました。
Text by Official