写真家・前田ユキがによる、日本人のビートメーカーに焦点を当てたZINE『GG-01』が発売された。
『GG-01』
発端は前田ユキのクラブカルチャー、特にビートシーンへの興味から。ビートメーカーたちのライブを撮影するうちに、なぜここまで彼らの音楽に惹かれるのか疑問に持ち始めたという。
『GG-01』は、5名の日本人ビートメーカー・△KTR & Matatabi/ Lidly / CRAM / Arμ-2へのインタビューと、日本のビートシーンに造詣の深いLAのレーベル〈FUZZOSCOPE〉のChristian Riechertへのインタビュー、本誌のために撮り下ろした写真、2014年から撮り貯めてきた写真と共に構成されており、視覚的・情報的に日本のビートシーンを見つめ直すことができる。
アメリカだけでなくヨーロッパ、アジア他国からも注目を集める日本のビートシーン。そのビートシーンには、どんなコミュニティーが存在し、どのようにそれが形成されたのか、また彼らはなぜ「ビート」というメディアを使って表現を続けるのか。
本誌でその答えが見つけられるかもしれない。
前田ユキ
1992年生まれ。アイルランドのウォーターフォードに留学後、武蔵野美術大学映像学科写真専攻へ入学、2016年卒業。「第21回学生CGコンテスト」ノミネート。ナオナカムラ「反逆する風景」タタラバ(2016、東京)でのグループ展参加、ナオナカムラ「ハブセンター」中目黒 Solfa(2017、東京)での個展など。