キング・クルール、トム・ミッシュ、ジョルジャ・スミスを筆頭に才能あふれるタレントを次々と輩出する一方で、ジャズからパンクまで様々な音楽が渦巻き、新たなカウンター・カルチャーの震源地となっているサウス・ロンドンにおいて、史上最凶のカルト・ヒーローとしてシーンへ絶大な影響を与えるファット・ホワイト・ファミリー(Fat White Family)。4月19日(金)に発売される最新作『Serfs Up!』より、イギリスらしい自虐的で皮肉に満ちた“Tastes Good With The Money”のMVが公開となった。

イギリスの代表的なコメディ番組、モンティ・パイソンに影響を受けて作られたというMVの監督は、大ヒットシングル“Sing It Back”でも知られるバンドMOLOKOのシンガーを務めたロイシン・マーフィー。

Fat White Family – Tastes Good With The Money(Official Video)

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ロイシン・マーフィ コメント

ファット・ホワイト・ファミリーの大ファンで、ずっとビデオを作りたいと思っていた。使えるコネクションは全て使った!友達の友達に頼んだり、自分でバンドのSNSにメッセージを送ったり。彼らはとても魅力的で、信頼できるバンド。私がそんな風に感じることは滅多にないんだけど。こんな引き寄せられるバンドは他に思いつかない。

モンティ・パイソンを参照するアイデアは馬鹿げた政治的状況にあるイギリスに今住んでいるという事実から思いついた。モンティ・パイソンは今の状況を予見していたように思えた。イギリス人は自嘲するんだけど、自分たちの国が失墜していくことに対してもある意味で楽しんでいる、船が沈んでいくのにも関わらず歌うかのようにね。この状況が傲岸な世界観を持つファット・ホワイト・ファミリーと共振していると思う。

『Serfs Up!』

アークティック・モンキーズやフランツ・フェルディナンドを擁する〈Domino〉移籍第1弾作品となる『Serfs Up!』は、まるでジム・モリソン、スーサイド、アフリカ・バンバータが激突したかのような、代名詞であるアナーキーな姿勢はそのままに、60年代のトロピカーナから、ヴェルヴェッツやデヴィッド・ボウイの妖艶さとスター性、80年代のダンスホール、デヴィッド・アクセルロッドを彷彿とさせるフュージョン、ペット・ショップ・ボーイズのシンセ・サウンド、アシッド・ハウス、PIL以降のダブなど、実に多彩な音楽要素を発露し、アルコール臭キツめのサイケデリアにドブ漬けした怪作となった。またイアン・デューリーの息子で、独特のヴォーカル・スタイルで人気を集めるバクスター・デューリーもゲスト参加している。

ファット・ホワイト・ファミリーの最新作『Serfs Up!』は、4月19日(金)に世界同時リリース。国内盤CDには、ボーナストラック「Waterfall」を追加収録。iTunesでアルバムを予約すると、公開中の「Feet」、「Tastes Good With The Money」の2曲がいち早くダウンロードできる。

あなたがまだファット・ホワイト・ファミリーを聴いたことがないのであれば、今聴くしかない。(Mojo Album of the Month)

Fat White Family – Feet(Official Video)(Explicit)

RELEASE INFORMATION

Serfs Up!

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TRACKLISTING
01. Feet
02. I Believe In Something Better
03. Vagina Dentata
04. Kim’s Sunsets
05. Fringe Runner
06. Oh Sebastian
07. Tastes Good With The Money
08. Rock Fishes
09.When I Leave
10. Bobby’s Boyfriend
11. Waterfall(Bonus Track For Japan)
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