開催まで残り一ヶ月を切った<FUJI ROCK FESTIVAL 2019>(以下、フジロック)。今年初めて行く方も、23回目の参加の方も、それぞれ楽しみにしてることは違うはず。ましてや、行く理由も様々なはずです。
初心者の方から玄人まで、今年<フジロック>に参加する方々はどんな理由を持って苗場に向かうのでしょうか? 今回答えていただいたのはI Saw You Yesterdayのギタリストで、今年からエイプリルブルーとInner Wallの活動もスタートさせたムラカミカイさん!
今年、フジロックへ行く理由
毎年、<フジロック>を楽しみに頑張って1年過ごしています。
1年のうちで一番大きいイベントです!
今年のラインナップについて
ヘッドライナーはもちろん、それ以外のアーティストもとても充実していると思います。
特に、ここ数年、若手邦楽アーティストの選出はとても興味深く、海外のアーティストと一緒くたに観られるのはフェスならではで面白いですね。
観たいアーティスト
<フジロック>で観て来日公演にも行ったJAMES BLAKEがまた観られるのはとても楽しみです。何度観ても圧倒されます。
<フジロック>で観るJAMES BLAKEは、静かな曲なのに爆音。内省的なのに野外。というある種のアイロニーが感動を生みます。単独ライブとはまた違う印象です。
前回の<フジロック>では、低音で地鳴りがして、木々が揺れ、グリーンステージの後ろの山が崩れるのではないかと不安になりました(笑)。
好きな曲は“Radio Silence”。
James Blake – Radio Silence – Later… with Jools Holland – BBC Two
他にもUNKNOWN MORTAL ORCHESTRA、JANELLE MONAE、平沢進、VAUDOU GAMEなどなど。
楽しみなアーティストはあげ出したらキリがありません。
フジロックで好きなアクティビティ
よく寝る前にピラミッドガーデンのキャンドルを見に行ったりします。ぐっすり眠れます。
フジロックでの印象的なエピソード
何と言っても2017年のAphex Twin。
あのリチャードがステージにいると思うだけで大興奮だったのですが、途中からそれどころではないほどの災害級の豪雨に見舞われ。
彼の生み出す音と天からの雨のダブルパンチで、時間が経つにつれてオーディエンスが減って行くのですが、(カタルシス含め)サウナみたいに、会場に残っている人たちの見えない団結力がすごくて。
みんなで世界の終わりを見守っているかのような不思議な体験でした。
終わったあとの「俺たちは生き残った!」といった雰囲気。
ライブでああいった達成感? が心に残ったのは初めての経験で最高でした(笑)。
今年の意気込み
これは大前提ですが、今年も体に気をつけて楽しみます。
(2016年に、全て終わった月曜日の昼、テント撤収時に熱が39度超えるという経験が……。)
アーティストの予習は毎年完璧に出来ませんが、それでいいと思っていて。通りがけに観たステージでやっている知らないアーティストに興味を持つことは、<フジロック>に行けば必ず起きることだし、それが醍醐味だと思っています。
ただその為に、いつでも音楽が入ってくるよう心を開いて、大自然の中で、謙虚に過ごしたいと思います。
今年も、自然と人と音楽の調和を楽しみます!
25人に訊く<FUJI ROCK FESTIVAL 2019>にいく理由
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EVENT INFORMATION
FUJI ROCK FESTIVAL’19
2019.07.26(金)、27(土)、28(日)
新潟県 湯沢町 苗場スキー場
9:00 開場 11:00 開演 23:00 終演予定