iPod ClassicをiPhoneで再現できるアプリ「Rewound」が先週App Storeにてリリースされたが、Appleがそれをストアから削除し、話題となっている。
iPod Classicの独特なクイックホイールと操作感覚をiPhoneのスクリーン上にて再現し、その試作段階の映像がSNSで反響を呼んだアプリ「Rewound」は、”iPodの父”として知られるiPodの発案者トニー・ファデル氏からも絶賛された。
Turned my iPhone into an iPod Classic with Click Wheel and Cover Flow with #SwiftUI pic.twitter.com/zVk5YJj0rh
— Elvin (@elvin_not_11) November 27, 2019
NICE THROWBACK… https://t.co/TqXWTsi39h
— Tony Fadell (@tfadell) November 28, 2019
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「Rewound」が削除された理由は?
アメリカ・ニューヨークにあるクーパー・ユニオン大学に通うデザイン学科の生徒、Elvin Huが制作したこのアプリがなぜ削除されてしまったのだろうか? アプリ制作者が更新するブログでは、その原因について「iPodのデザインをコピーしたこと、Apple Musicのコンテンツを利用したこと、そしてApple製品と見間違えてしまうから」と説明している。
同ブログでは、アプリがリリース後に得た反響についても説明しており、SNSでのリアクションはもちろんのこと、「Rewound」はアメリカの「音楽アプリ」チャートでは19位を獲得するだけでなく、世界中のチャートにランクイン。17万人以上のユーザーが利用する世界的なセンセーションとなったにも関わらず、それが削除されてしまったと嘆いている。
クラウドファンディングもスタート
しかし、App Storeではダウンロードできなくなってしまったが、「REWOUND.APP」よりインストールすることは可能。ブログでは「このデジタル世代に(残された)方法はある」と強調し、iPod Classic(原文:2000s era MP3 players|2000年代のMP3プレイヤー)を生活に取り戻す方法を必ず見つけると述べられている。また、クラウドファンディングサイト「gofundme」では、「REWOUND.FUND」と題されたキャンペーンがスタート。iPhone、Androidに対応したアプリの制作を目標に資金を募っている。