1954年創設、各国の企業や団体からの作品が受賞される世界最大級の広告・コミュニケーションフェスティバル<カンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバル>(通称:カンヌライオンズ|Cannes Lions International Festival of Creativity)。6月19日(月)から6月23日(金)の期間、フランス・カンヌで開催された本フェスティバルで、電通がクリエイティブと企画を担当した「My Japan Railway」キャンペーンがインダストリー・クラフト部門でグランプリを受賞した。
利用者数12万人を超えたウェブアプリ「TRAIN TRIP」
2022年4月にリリースされたウェブアプリ「TRAIN TRIP」は旅をしながら集めるデジタル版スタンプで日本全国の駅でオリジナルのスタンプを収集することが可能。スタンプのデザインはJR各社の駅舎や駅周辺の魅力的な観光スポット、鉄道の歴史を感じることのできるものでサービス開始から一年で延べ12万人の利用者を超えている。
今回、電通が企画・クリエイティブを務めた「My Japan Railway」キャンペーンはリリースから2年目となる「TRAIN TRIP」を軸に展開。アプリの新コンセプト『宝島、ニッポンへ。』を掲げ、日本全国を鉄道で巡って旅の魅力を感じてもらうことを訴求した。また、私たち日本人にとって身近になりすぎている鉄道と人々の新たな関係性をつくり出すことも目的とされた。
カンヌライオンズではインダストリー・クラフト部門にてグランプリを受賞。インダストリー・クラフト部門は「課題解決策を提供する上で必要となるクリエイティブにおける芸術性や才能、スキルを称える賞」で、アプリを使用しながらオリジナルスタンプを集め、旅をゲーム化しつつ、鉄道に乗って楽しむ目的を実現させた本キャンペーンに相応しい賞となった。また、キャンペーン期間中にはアプリ使用者に向けて毎月ミッションが出題され、ミッションをクリアするとTRAIN TRIPオリジナルグッズがもらえるというプレゼントキャンペーンも実施され、鉄道と人を結ぶ大きな役割となった。
「TRAIN TRIP」のリリース1周年を迎えた今年4月28日には、120個の新スタンプとランキング制などの新機能が追加され、よりバージョンアップしたこちらのアプリ。鉄道の旅に行く際は是非使ってみては? また、カンヌで公開されたオリジナル動画も公開中。世界最大の広告祭で受賞に輝いたキャンペーンの概要を確認してみて欲しい。