千代田区半蔵門にあるアートスペースANAGRAがインターネットプロジェクト<A.N.D.TOKYO>を始動。<A.N.D.TOKYO>のWEB MAGAZINEは毎週火/木更新予定で「人には教えたくないけどオススメな物事、アーティストのインタビュー、何かに魅了されている人がそれについて語るコラムなどを掲載」するとのことで、すでにファッションフォトグラファーのKOICHI NAKAZAWAや大阪拠点のアーティスト・UC EAST、建築家とDJの2つの顔を持つSHUN HORIKI/shunhorなどのインタビューが掲載中だ。
またWEB STOREでは、オリジナルグッズやANAGRAに縁のあるアーティストとのコラボレーショングッズ、関連アーティスト、ショップの商品などを販売していく予定。売上は各アーティストへと還元していくシステムとなっている。詳細はプロジェクトのホームページまで。
A.N.D.
“WE ARE LIVING IN THE SCIENCE NON FICTION.”
私たちANAGRAはリアルな「場所」ということを大事に、そこに意味を求めてきました。
目に見えないウイルスと人間の戦いが始まり「場所」というものにリスクが生まれてしまいました。
場所を持続させるため、先日までクラウドファンディングという手段をお借りし支援をお願いし無事に達成することができました。
ご支援してくださった皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。
店は開けることができないと場所は続けられない、でもお店を開くことは誰かの外出を誘導することになります。
何が正しいことなのかをすごく悩みましたし、これからも悩みながら続けていくことになると思います。
それでも場所が開けないからといって止まってはいられません。
インターネット上を架空だけど実在する「場所」だと捉え、これまでの発信の仕方や、ものの見方を少し別の形に落とし込んでみようと考え始めました。
今一度、ANAGRAとはなんなのかを分解するところから始めました。
私たちが作ってきた場所はギャラリーでもあり、クラブやライブハウス、劇場にもなります。
他にはなかなかない素敵なものが売っていて、毎日面白い人が集まって新しい何かが生まれます。
情報や娯楽はきっともうこの世の中に溢れていて、もしかしたら見慣れたやり方になるかもしれません。
しかしこれは10年後、20年後に今の想いや出来事を残すプロジェクトとして、些細なことに意味を見出す手段として。私達なりのやり方でスタートする試みです。