日本の伝統的なスタイルとデジタルの持つ風味をミックスした作風で作品を手がけるアーティスト・たかくらかずきが2021年より継続的に実施している展示<アプデ輪廻>。この度、7月18日(日)〜24日(土)までの間、本展示のオフラインでのイベント<アプデ輪廻 ver3.0 三途の川渡り>がKYOTO HAUSにて、開催されることに。
たかくらかずきの<アプデ輪廻 ver3.0 三途の川渡り>が今週末開催!
3月の<ARTIST FAIR KYOTO>からスタートした<アプデ輪廻>の作品は、おもに「Startbahn Cert.」で発行されるブロックチェーン証明書「Cert.」に紐づけられたエディション付きデジタルデータとしてオンラインとオフラインで販売予定。今回の一連のシリーズはデジタルデータの実在と存命方法について、形のなくなった情報をより長く残すための不思議なハードウェアについて、そして物語を終わらせないためのアップデートという魂の輪廻の物語についての作品群となっている。
<アプデ輪廻 ver3.0 三途の川渡り>では、作品展示のほか、オンライントークイベントも実施。18日には、西原彩香、澤あも愛紅、そして20日(火)には稲田ズイキ、黒嵜想が参加する予定だ。気鋭のアーティストによる未知の作品群をぜひ会場で鑑賞してみてほしい。
アプデ輪廻 ver3.0に向けてのステートメント
橋のかかっていない川を渡る。
お盆になると、電気式の色とりどりの行灯が家の壁に光を照らし、様々な形の影が現れる。
仏壇に花を生け、玄関前に線香を焚く。
実家のすぐ後ろには大きな川が流れていて、川の音がする。雨の日には雨の川の匂い、晴れの日には晴れの川の匂いがして、7月になり暑くなるとカエルが鳴き出す。蝉が鳴き出す少し前。
6月の頭にいた蛍は一週間でいなくなってしまう。また来年だね、と言いながら蛍を見送る。来年の蛍と今年の蛍は別の命なのだろうか?
シャットダウンして起動する。そこには別の命が灯るのだろうか。それとも同じ命?
たかくらかずき
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EVENT INFORMATION
アプデ輪廻 ver3.0 三途の川渡り
2021年7月18日(日)〜24日(土)(会期中休廊無し)
13:00〜18:00
作家:たかくらかずき
場所:KYOTO HAUS
〒602-0845 京都府京都市上京区寺町通り今出川下る真如堂前町104
https://goo.gl/maps/eMs9QKhjypvFvaA88
オンライントークイベントゲスト:18日(日)19:00~21:00 西原彩香、澤あも愛紅
20日(火)19:00~21:00 稲田ズイキ、黒嵜想
企画協力:吉田山YOSHIDAYAMAR(FL田SH)
会場協力:CEKAI
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