戦後ドイツを代表する芸術家、ヨーゼフ・ボイスのポスター展がSAIで開催中！ジョン・ケージやゲルハルト・リヒターの作品も展示

戦後ドイツを代表する芸術家の1人、ヨーゼフ・ボイスのポスターエキシビション＜BEUYS POSTERS 2021＞が、RAYARD MIYASHITA PARK・3階にあるアートギャラリー・SAIにて開催中だ。会期は2月14日（日）までとなっている。

ヨーゼフ・ボイスのポスター展＜BEUYS POSTERS 2021＞がSAIで開催中！

ヨーゼフボイスは、素描、マルティプル、アクション、ポスターなど、多岐にわたる媒体での作品で知られる芸術家だ。彼が残したポスターは約290種類。これらのポスターにしばしば現れるボイス自身の顔や姿は、見る者に強烈な印象を残し、彼のカリスマ的イメージの形成にも繋がったとも言われている。本展のもととなった清里現代美術館（2014年閉館）の伊藤修吾／伊藤信吾によるボイス関連の膨大なポスターおよび書籍のコレクションは、ボイスに魅せられたコレクターたちが、いかに情熱をかき立てられたかを示す一つの例ともいえる。

なお本展では、ボイスが教鞭を執ったデュッセルドルフ芸術アカデミーを通じて交流のあった作家、ブリンキー・パレルモとゲルハルト・リヒター、そして国際的パフォーマンス集団のフルクサスで活動を共にしたジョン・ケージの作品も展示されている。ボイスの思想と作品を概観できるポスター群が一堂に会する、この貴重な機会を是非お見逃しなく。