スケートシングが手がける人気のファッションブランドC.E(シー・イー)が、〈The Trilogy Tapes〉のWill Bankhead(ウィル・バンクヘッド)、〈Born Free〉のSamo DJ(サモ・ディージェイ)、日本でのプレイはレアなPowder(パウダー)を招聘したパーティーを4月13日(金)にVENTで開催決定。
Will Bankhead
音楽的造詣や文脈に対するこだわりに加えて、時代を読み取る敏感な耳を持ち合わせ、飽和しつつあるダンスミュージックシーンにおいて、長きに渡り第一線で活躍し続けているWill Bankhead(ウィル・バンクヘッド)。そのアーカイヴと経験が、あらゆるシーンやレイヤー、ジャンル、どんなパーティにおいてもその場にいるすべての人の心に残るプレイを可能としている。その事実は、自身が主宰するレーベル〈The Trilogy Tapes〉(ザ・トリロジー・テープス)からのリリースが軒並みフロアヒットを飛ばしていることからも容易に理解できるだろう。
Samo DJ
Samo DJは、スウェーデンはストックホルムをベースにレコードレーベル兼コラボレーションの為のプラットフォームでもある〈Born Free〉(ボーン・フリー)をDJ Slingと共に主宰しており、前述した〈The Trilogy Tapes〉や〈L.I.E.S.〉、〈Snaker〉、〈Macadam Mambo〉など、名だたるレーベルからキワどいサンプルネタを解体・解体し再構築した音源をリリースするアーティストでもある。奇才SkudgeとのユニットFour Legs、香港スラムに捧げるシネマティック・プロジェクトであるKWC92など数々の名義を使い分けつつ、〈L.I.E.S.〉からのリリースで知られるTzusingやStudio Barnhusの中核を担うBaba Stiltzとの共作もおこなっている。
Samo DJ Boiler Room x Dekmantel Festival DJ Set
Powder
当日は上記の2人に加えて、今から3年前の2015年に〈Born Free〉からリリースしたデビュー作に続いて〈ESP Institute〉より発表したEP『Highly』によって世界中から注目を浴び、日本における知名度と反比例するがのごとく海外におけるギグを成功させてきたPowderもDJをおこなう。彼女が世界中のダンスフロアが出演を渇望するアーティストであることに異論を唱えるものはいないと思うが、もしも誇張した表現だと疑うのであれば、ベルリンのGriessmuehleで開催される名物イベント<Cocktail d’Amore>やBerghain/Panorama Barに度々招聘されているその事実を知らないだけだろう。
NTSのマンスリープログラムを担当するなど世界的にも注目を集めるLil Mofo(リル・モーフォ)、Libra Mixへのミックス提供で知られるAndry Adolphe(アンドリー・アドルフ)もラインナップ。
組み合わせの妙とはよく言うが、一夜を通して存在する1つの流れこそがパーティの良し悪しを左右するのはれっきとした事実であり、それこそがパーティの醍醐味である。
そういった意味でこのパーティのラインナップからは文脈を内包した、針から伝わるグルーヴを感じ取ることが出来るであろう。音楽とは所有するものではなく、共有するものであり、共有する場所や環境は体験を伴う行為において図らずとも重要視されるものだ。
誰もを満足たらしめるものはこの世には存在しないが、1つのジャンルに拘らない音楽的趣向をもつ愛好家を引き寄せるに足りる、ダンスミュージックのグローバル・スタンダードなクオリティな一夜だと保証しよう。当日のダンスフロアで音楽が昔から持ち合わせていた普遍性と求心性を身をもって感じてほしい。
EVENT INFORMATION
C.E presents Will Bankhead、Samo DJ、Powder
2018.04.13(金)
OPEN 23:00
VENT
DOOR ¥2,500/FB discount ¥2,000/ADV ¥1,500(RA Clubberia)
<ROOM1>
Will Bankhead
Samo DJ
Powder
<LIGHTING>
MACHIDA(LSW)
<ROOM2>
Lil Mofo
ANDRY ADOLPHE