世界で大成功を収め、日本でも去年開催、「20世紀で最も影響力のあるアーティスト」デヴィッド・ボウイの世界観やキャリアを総括した大回顧展<DAVID BOWIE is>が、今年の秋からARおよびVRのフォーマットで、スマートフォンから体験できるようになる。
このコンテンツで、ユーザーはデヴィッド・ボウイの歴史をオーディオビジュアルの空間に入り込み、3Dスキャンされたボウイのコレクションを細部まで覗くことが可能に。さらに、ボウイのコスチュームを「試着」することまで可能になるという。
DAVID BOWIE is
装飾芸術・デザイン・表現を中心とした世界最大規模の博物館V&Aにて、同博物館史上最高の観客動員数を記録する巡回展となった大回顧展<David Bowie is>は、全世界12都市を巡回し200万人以上を動員。50年に渡り再構築と変化を繰り返したデヴィッド・ボウイの姿を追うことで、革新的な音楽家でありカルチャー・アイコンであるデヴィッド・ボウイの創作活動の過程を明らかにした。
世界で初の試みとなる今回のデジタルコンテンツでは、聴覚と視覚を通じて彼の音楽や芸術作品を体験することで、デヴィッド・ボウイの生涯を感じ経験することが可能で、3Dスキャンによって保存された素晴らしい衣装や貴重な展示品は、ここでその細部まで見ることが可能に。
見所満載の大回顧展<David Bowie is>での先見性があるボウイ自身とそのビジョンに裏打ちされた作品群のVR / ARによる再現は、美術館での体験をそのままに、新たな体験を提供する。
このプロジェクトは、2017年に大回顧展<David Bowie is>を東京に招致した株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメントが、ニューヨークを拠点とするプロダクション・スタジオPlanetaの制作で、デヴィッド・ボウイ・アーカイヴとロンドンのヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)の協力の下行う。
実際の展覧会閲覧と同様の体験が可能なこのデジタルコンテンツは、9ヶ国語対応にて、最初の発売は2018年秋が予定。プロジェクトの利益の一部はデヴィッド・ボウイ・アーカイヴによりV&A及びブルックリン美術館に寄付されるとのことだ。