サウンドとアートを軸に、分野を超えて新たな聴覚体験を創出するプロジェクト「See by Your Ears」を主宰するサウンドアーティスト・evalaが、12月1日（火）よりGINZA SIXの屋上庭園にて、サウンドインスタレーション『Grass Calls』を公開した。
時間ごとに楽しめるevalaの最新作を銀座の街に浮かぶ庭園で体験
本作はこれまで空港や日本庭園などの屋外で展開してきた作品シリーズ『Inter-Scape』の最新作となる。屋上庭園内をフィールドレコーディングした音源や、世界各地で集音した音を使用して、多層的なサウンドを空間的に作曲することで、耳で視る新しいパブリックアートを生み出すことを試みている。
銀座の街の喧騒、植物のざわめきや鳥のさえずりとともにすっぽりと体を包みこむ立体音響に耳を澄ますと、現実と幻想の境界がおぼろげになり、まるで一人ひとりの内面にそれぞれの新しい景色が目に浮かぶような体験ができる。
展示空間のために作曲した音源集『Music for Installation』がbandcampで限定配信！
またevalaによる『Music for Installation』と冠したシリーズ作品も配信リリースされた。本作は映画、舞台、公共空間や美術館など幅広いフィールドにおいて活動してきたサウンドアーティストであるevalaが、10月末にデジタル配信した『Music for Dance』に続いて、展示空間のために作曲した音源集となっている。
建築家・田根 剛氏がシチズン時計とともに光り輝く約12万個の時計の地板を使ってデザインし、ミラノサローネで発表したインスタレーション『time is TIME』や、アルスエレクトロニカ2019でWinnersにノミネートされた、アーティスト諏訪綾子氏、筧康明氏との共作、『Journey on the Tongue』のための音源など4作品分をそれぞれアルバムとしてbandcamp限定で配信している。
近年、「空間の作曲」という独自の手法でその場にいなければ体験しえない、音と空間の関係性を探求する作品を発表しているevala。GINZA SIXの展示以外でも、十和田市現代美術館＜「インター＋プレイ」展＞にてインスタレーション『Anechoic SphereーHaze』が展示中だ。サウンドアーティストによる、「耳で視る」音のインスタレーションをぜひチェックしてほしい。
GINZA SIX ART CONTAINER Artist Movie Story evala（See by Your Ears）
EVENT INFORMATION
GINZA SIX ART CONTAINER
2020年12月1日（火）〜2021年2月23日 （火・祝）
7：00〜23：00
GINZA SIXガーデン（屋上庭園）森林エリア
観覧無料
詳細はこちら
Arts Towada 十周年記念 「インター + プレイ」展 第1期
2020年7月23日（木）〜2021年8月29日（日）
9：00〜17：00（入場は閉館の30分前まで）
休館日：月曜日（祝日の場合はその翌日、ただし8月3日（月）、10日（月）、11月2日（月）は臨時開館。12月以降の臨時開館、休館については美術館webにてお知らせいたします。）
十和田市現代美術館
一般800円／団体（20名以上）100円引き／高校生以下無料。
