サウンドアーティスト・evalaが手がける音の出る絵画シリーズ『Score of Presence』がアートギャラリー・LOWWにて8月18日(金)から29日(火)まで展示される。
空間音響のデータを視覚化したevalaによる<Score of Presence>
自らの制作のあり方を「空間的作曲」と表現し、新たな聴覚体験を創出するプロジェクト・See by Your Earsを主宰するサウンドアーティストのevala。今回展示される『Score of Presence』とは、空間音響のデータを独自のアルゴリズムによって視覚化したビジュアルイメージによって構成され、さらに大日本印刷と共同制作した特殊プリントと平面パネルスピーカー技術の組み合わせによって、絵画そのものから音が発せられる。
光によってブラックとシルバーの絵画に色彩があらわれ、鑑賞角度によって多彩に変化していくこの作品は、楽譜からこぼれたものに着目し、空間そのものを作曲してきたevalaによる「楽譜の提示」であり、鑑賞者自身に委ねられる気配の再生装置となっている。
なお、Qeticでは<meme nippon project>を訪問した際にインタビューを敢行。evalaの「音」と「音楽」に対する視点、空間的作曲について話を聞いた。こちらもぜひご一読を。
▼関連記事
「耳で視る」と、変わる音響・日常・世界。evalaインタビュー
EVENT INFORMATION
evala「Score of Presence」
2023.08.18(金)〜29(火)
OPEN 12:00〜20:00/CLOSED Wed.
LOWW 東京都目黒区大岡山1-6-6
*平面作品は販売予定です。
*本展示のためにevalaが書き下ろす楽曲を、ダイレクトカッティングによるアナログ盤として限定販売も予定しています。