8月6日に発売された「週刊SPA!」より、ジャパニーズHip Hopシーンきっての鬼才、Ghetto Hollywoodによる、日本で1番リアルなHip Hopマンガが『少年・イン・ザ・フッド』が連載スタート。
本作は“HIPHOP何でも屋”として名高い、SITE(Ghetto Hollywood)によるマンガ家デビュー作となる。2018年末に募集をされた“週刊SPA! 連載マンガ家大募集”という公募企画にて、最終日に駆け込みで一枚絵を送付されたことがきっかけで連載決定した。異色作と言える本作では、昨今のミーハーなMCバトルブームに終止符を打つ、リアルでアンダーグラウンドでハードコアな青春グラフィティ巨編が描かれていく。グラフィティ、HIPHOPのミュージックビデオ制作、ライター業(東京ブロンクス名義)など、幅広い活躍を見せる、彼の真骨頂を是非目に焼き付けて欲しい。
イントロダクション
2019年現代。郊外の都市に暮らす高校1年生のヒロトは、廃屋で、大量のテープ、VHSなどガンジャを吸いながら暮らすドゥビという男と出会う。ドゥビの職業はクラブDJ。「現在、第一線で活躍するラッパーはマブダチ」と語るが……。多国籍ギャング、ヤクザ、半グレ、グラフィティ、不良の先輩……etc. 現在の最危険地帯・ヒップホップを取り巻く多様な人たちが登場。伝説のミックステープを巡って、2016年と1996年の事件が交錯する。ドラッグ描写やグラフィティの描き方、フリースタイル・ラップの秘訣まで網羅した、リアルなHIP HOPマンガ。
著者:SITE(Ghetto Hollywood)コメント
「何者でもなかった少年が、HIPHOPに熱中する中で自分自身を発見する。これは僕自身が通ってきた道であり、これからHIPHOPに出会う少年たちにとっても、避けては通れない通過儀礼だと思います。HIPHOPが世界を動かすこの時代に、世界のラップゲームで炸裂する作品を創りたい。そんな思いでこの物語を描きました」
SITE(Ghetto Hollywood)プロフィール
79年東京生まれ。ヒップホップ特殊情報機関Ghetto Hollywood主宰。2000年『BURST』(コアマガジン)に掲載したグラフィティの特集記事をきっかけにライターとして活動を開始。その他A&R/PV制作など“ヒップホップ何でも屋”としてオルタナティブに活動中。
補足:グラフィティライターとしてNORIKIYOが率いるラップグループSD JUNKSTAにも所属