シュールなユーモアとブラックジョークを織り交ぜた風刺漫画を描き続ける現代美術家Joan Cornellàの個展が遂に東京で開催決定。
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Joan Cornellàとは?
スペインの漫画家、イラストレーター。
ユーモアなブラックコメディを交えた風刺漫画の作家で知られる。
2016年9月には、アメリカのバンド、 ウィルコ(Wilco)のリリースしたアルバム『SCHMILCO』のアートワークを手掛けている。
作品の特徴は?
Joan Cornellàの作品の中に度々表現されるシンプルかつ風変わりなビジュアルは、邪悪で攻撃的だと、評価されることもありますが、彼の作品を通じて、社会の不自然なソーシャルメディアとの結びつきや、中絶、薬物中毒、ジェンダー問題といった政治的な話題がいかに制限されているかに気づくことができる。彼のアートの中に隠されているメッセージがそこにあります。
一見、カラフルで遊び心に富んでいるインパクトの中に、人間社会に潜んでいる重度の精神状態だったり、不思議な自然現象や社会現象に焦点を当てたりする事で彼の作品が形成されています。
Cornellàは、神秘的で立ち入りが制限されている民族文化や習慣にも触れ、作品の中に秘められているギャグや視覚的な手がかりを最小限に抑え、カニバリズム、幼児化、神化、殺人、自殺、切断といったシーンを描きながら、核心をつくメッセージを表現しています。
Cornellàの作品は、見る人の思考を刺激し、とてつもない面白さの中に正直で、誠実なメッセージを投げかけるのです。
本人コメント
「私たちは皆、悲惨さを笑うと思う。
人は笑う時、誰かや何かを笑うという考えから始める必要があります。
感情移入の有無にかかわらず、常にある程度の残酷さがそこにはあります。
ですが、私の漫画の内容が実際に起こっても、全く笑わない私がいるのです。」