写真家・小浪次郎の新作写真展＜黄色い太陽-Burning Drop-＞が開催決定！作品集も発売

株式会社パルコが、渋谷PARCO 4Fの「PARCO MUSEUM TOKYO」にて、12月24日（金）よりニューヨークを拠点に活躍をする写真家・小浪次郎の新作写真展＜黄色い太陽-Burning Dropー＞を開催することに。

写真家・小浪次郎の写真展＜黄色い太陽-Burning Drop-＞が開催！

今回開催が決定した＜黄色い太陽-Burning Dropー＞では、小浪次郎が写真を始めた18歳の頃に撮影した八丈島の情景から、父となり、ニューヨークで暮らす現在までの変遷を収めた、約70点の作品が展示される予定だ。

また、展覧会開催を記念して制作された写真集『黄色い太陽ーBurning Dropー』の特装版と通常版の2種が、会場にて先行販売される。特装版は限定100部となっているので、気になる方は早めに会場へ足を運んでほしい。

Your son and your father.

父親と息子。そして家族。15年の時を経ても太陽は私を照らす。

レンズ越しの世界で十分、自分は満ちていた。自分を照らしてくれる光が見えたから。

オヤジ、あなたがいなくなってから8年が過ぎた。

その煙が空に消えてからよく空を見るようになった。鳥を雲を夜空に舞う星を。

子供ができて俺は気づいたんだ。20歳の頃は分からなかったあなたの道を現在は少し理解できる。今さらになって向き合って、問うんだよ。自分は何を見てきたか。

と同時に今、目の前にある景色が美しいと。思えるようになった。フレームの外を見ないとな。黄色いカーテンは今もなおひらひらと舞っている。

太陽が沈む頃、黄色い太陽は赤い太陽を優しく包み込んで沈んでいった。

ー小浪次郎